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第一三共株式会社は8月10日にA型、B型インフルエンザに効く新しい抗インフルエンザウイルス薬ラ二ナミビルを今年中に製造販売できるよう準備していると発表した。この薬は一回吸入するだけでタミフルを朝夕5日間服用するよりも効果に優れており安全性にも問題のないことを確認できたとしている。耐性変異株の心配される新型インフルエンザ対策に有望な助っ人の登場である。

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エートスとは民族社会に行き渡っている道徳的慣習の事である。倫理とは道徳の規範になる原理の事である。古来、日本は閉鎖系社会を形成し、その生存戦略意識の中で、繋がりの自己および平等主義的倫理を保存してきた。和辻哲郎は古代の律令制度に見るように日本の国家は人民の生活を保障するために生活に必要な程度の生活手段を均等に分配しようとして班田収受のモットーがあった。しかし人には働く者と働かない者がおり不平等が生じる。また量的平等の正義の元では、経済が疲弊したりすると地域の条件による格差が生じる。働く者が報われない事態が生じ持続性がなくなり律令制度は潰れた。限られた資源の中で生存環境収容能力最大の人口を養うためには社会構成員の守るべき心得、倫理が要る。祖先を崇拝し、公に忠、和を尊び、社会的役割を誠実に果すためにつながりを大切にする。これが生存戦略としての倫理であり日本人としての人の道であった。繋がりの自己こそ日本人が大切にしてきた文化的雰囲気である。アメリカは開放系社会で各個人は独立した行為主体であり繋がりの視点に欠けている。それではその場限りで、現存の人間のみにしか適応できない。先祖はもとより後世には繋がらない。このアメリカの思想は日本の社会構造変化や核家族化の中に入りこみやすくなった。そして本来の日本人が営々と守ってきた繋がりの倫理精神は崩れさり、倫理性の欠けた弱肉強食の市場主義がはびこっている。経済の疲弊した今こそ日本人が古来より持ち続けてきた生存戦略的道徳である祖先、後生に繋がる倫理意識を取り戻すべきである。これからの日本の社会保障政策にはこの精神が必要になってくる。国が存続する為には国民は国から何がもらえるかではなく、日本の生存戦略のために国民の一人一人が国家に何を奉仕出来るかを考える時である。

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