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高齢者ケアの目標は本人が生きていて良かったと思うような生活の維持と継続であろう。その中での介護は生活援助で看護は健康管理である。高齢者が生活している場所が延命治療の場所になってしまっては意味がない。得てして介護施設でも利用者の健康状態がおかしくなると医療看護が前面に出て本人・家族が望まない病院に入院しているがごとき状況になってしまいがちになる。介護現場での医療看護の役割で最も必要なのは高齢者が陥りやすい病的状態を作らない様に予防する事である。ここに介護と看護とが連携する意味がある。今後は終末期においても、際限ない延命治療より穏やかな死を求める高齢者や家族が増えると予想される。介護者は利用者の意思を汲み取れるような触れ合いが可能であり本音を知る事が出来る。介護施設における介護と看護との連携・協働は医療ニーズへの対応も必要であるが利用者側の多様な価値観や要望に沿った豊かな生活援助に役立つものでなければならない。

~2009.8.7 シルバー新報~ 

      介護と看護10回 鎌田ケイ子さんより

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