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お年寄りが体がふらつくとかめまいがすると心配して診察にやって来る。CT,MRIの検査を受けたいと殆どの人が言う。本人にとって眩暈は一大事である。しかし検査しても大抵は原因になるような異常は見つからないのが普通である。大脳の側頭葉には耳、首、脊柱、目からの情報を集める頭位認識中枢がある。左、右別々に備わっており、お互いは神経繊維で結ばれており体の左右の情報を統合処理して体全体のバランスをとっている。年を取ると左右の情報伝達が遅れがちになり左右中枢にずれが生じる。このずれが眩暈として感じられる。ふらつきは頭を動かしたり、歩いている時や、特に急に振り向くとか、頭を上げた時に起こりやすい。年を取ると白髪になったり、顔にしわがよるのと同じで神経伝達の老化現象なのである。せっかちに動くのではなくそろりそろりと動くのが良い。実際は厳密なめまい、ふらつきでは無くめまい感ふらつき感といって良い。

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