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< 認知症の周辺症状 | メイン | 若葉の頃 >

グループホームの演芸会で脳血管性認知症の患者さんが片言の言葉しか話せないにも拘わらず昔の歌を一番から十番まで音程もくるうことも無く歌詞も正確に唄い終えた経験から大脳での会話言語の中枢と音楽と関係した言語中枢は別々に存在すると感じて来た。今日、NHKの番組「たび唄」のなかで小椋佳の息子さんが左脳の言語中枢を若年性脳梗塞で障害され言葉が話せなかったのに父親が唄う歌に反応して一緒に唄うようになり言葉が出る奇跡が起こったとのエピソードが紹介された。まさに私が経験し、私の考えていた事が正しい事が証明された思いである。

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(3年前のブログから)画像

歌は言葉と違うメカニズムで記憶される?

入院患者さんに寝たっきりの方がいる。一点を見つめたまま話しかけても視線も動かさない。言葉も出さない。私が病室を訪れて目を合わせてむかしの流行歌を歌うと視線を私に向けて口元が緩み、何かを訴えるしぐさを見せる。グループホームや通所サービスでは歌ったり、歌ををベースにして進めるゲームが日課として取り入れられ効果をあげている。季節、時間、場所、人の認識や言葉の記憶を忘れている認知症の酷い方でも歌を使ってコミュニケーションが出来るような気がしている。単純な言葉と違いリズム、メロディーのある音楽は記憶のメカニズムが違うと思われる。音楽は2重3重の複雑なプロセスを踏む為とも思われる。錠前と鍵に例えれば意味言語は個別の合鍵であり、歌はマスターキーみたいなものかもしれない。

 

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