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< 恐怖も心の状況次第 | メイン | 夫婦愛 >

日本の医療風土は医師と患者間の信頼関係のもとに医師が自律し主導するパターナリズムが医療倫理として信奉されてきた。それは人間関係の和、仁、信義を重んじる思いやりの精神に基づくものである。受身である患者は信頼する医師の技術を信じ、医師も患者の期待に答えようと努力する。しかし客観的にはこの関係は極めて不透明な上に不安定である。医療技術や医療知識の進歩は医療環境をがらりと変えた。人権意識の高まりと共に治療の選択肢が拡がり西欧の医療行為の契約と医師の義務を尊重する新しい医療倫理観が日本にも導入されてきた。すなわちアメリカ式インフォームドコンセントである。日本的パターナリズムの「俺について来い」的ムンテラでは患者は納得しなくなっている。医師は患者の人権を尊重し契約のもと医師としての義務を果しながら患者との良好な関係をいかに構築するかが重要に成っている。しかし日本では未だに契約よりも信頼に重きを置いた医療倫理もまかり通っており医療行為がスムーズに運ぶと問題は無いが一旦事が起こると義務と契約の部分の不備があらわになり医療訴訟に発展する。患者の自己決定権が前提の契約が主体のアメリカ式インフォームドコンセントに信頼関係を重んじる日本的医療倫理でもって医師は誠意を持って正しい報告を行いそれを理解した患者は医師を信頼し指示に従うと言う両方を折衷した遣り方がのぞましい。

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