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家族構成は健康時でも一定の生活支援、社会的支援が必要な高齢者の生活の質と心と体の安全を支えるために大切な要素である。戦前の数世代同居の大家族制から戦後、夫婦単位の核家族化が進んだ日本の家族構造は子供が成長すると家庭を離れて夫婦だけが残され高齢者世帯になってしまう。そのどちらかが病気入院や死亡したら即、独居老人になる。脆い態勢である。特に高齢化と未婚率、離婚率の上昇に少子化が追い討ちを掛けている。単独世帯をみると男では65歳から69歳が33.6%、女では75歳から79歳までが24.8%である。85歳以上では男8.7、女11.5%を占めている。

1人させない見守りネットを地域で創り上げる必要がある。

 

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2009.02.25 23:09 |  生活 / くらし  |  趣味  |  その他(一般)  |  でんさん  | 推薦数 : 0

さくら (薩摩狂句) 

桜ん香 振い撒っ走っ 新車両 

寒せ耐えっ みごて咲かせた 桜花

よいなこっ 桜ん便い 給付金

忘れんじ 桜は咲いちょつ 廃校あと

 

御出ばいの チョッ先踊い 花吹雪

 

何処(どこ)咲(せ)てん 心ん和(な)ごん 桜花

 

 

 

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2009.02.24 07:50 |  その他(一般)  |  でんさん  | 推薦数 : 0

レクイエム

(1)大きな支えを失う。  

外出中に突然の恩師の訃報に接した。次の日にお通夜との連絡を受けた。先生のお住まいは福岡である。一昔前は指宿から福岡に行くにはJRで7~8時間を要した。今は鹿児島中央駅から新八代まで九州新幹線が開通して半分の3時間30分で行ける。先生はまだまだお元気な頃、福岡で地震が頻発した時、お慰めしようと有志数人が日帰りでこの新幹線を利用し先生の自宅近くのホテルで奥さんともども楽しいひと時を過ごしたことが有った。その記憶もまだ新しい。通夜に駆けつけるために午前中の診療を済ませてすぐに車で鹿児島中央駅まで行き新幹線に乗った。同じ列車に同門の先輩、後輩が一緒になったので心強かった。天神近くの斎場にタクシーに乗り合わせ着いたときにはすでに周りは暗くなっていた。早速奥さんにお会いしお悔やみを申し上げて最後のご様子をお聞きした。先生は奥さんとマンションに2人暮らしであった。自宅でお風呂から上がり着衣をしている最中に大きな声がした。慌てて行ってみると仰向けになって倒れ、鼾をかいていた。救急車を呼び病院に搬送したが脳出血を起こしており翌日の早朝になくなられたとの事であった。お通夜の読経がはじまった。焼香を済ませご冥福をお祈りした。その間わずか一時間、すぐに博多駅に返し鹿児島行きの列車に乗った。窓の外はすでに暗く、列者は大きなビル群の間を縫うように走る。次々に現れる小さな窓の明かりを見ていると先生に師事し恩義を受けた諸々が自然に湧いてきてありがたさと悲しさが交錯し合い涙があふれた。(2)カンナ燃える。   平成18年1月。 初夏の路傍の土手に、緑の葉に映え鮮やかな朱色のカンナの花がすくと並んで立つ時期になると毎年のように思い出す。ローテート研修に麻酔科研修を終え外科医局に入りしばらくして、町立病院に出張命令が出た。初夏の海沿いの道を北へ車を走らせ3時間、やっとの事で病院に着いた。土曜日の午後であった。閑散とした病院内の一室で前任者の彼と引継ぎを済ませ隣接した医師住宅に案内された。これから数ヶ月ここで寝起きする所である。彼は大学での同期生である。画家を目指した時期もあった程の上手で手術記事には専門書にも劣らないほどでその出来栄えにいつも感心していた。部屋の1つにカンナを描いた大きな油絵が飾ってあった。ここに来る道すがら沢山のカンナの群れに出会ったがその花々より格段の鮮やかさに息を呑んだ。それよりも驚いたのは部屋中にウイスキーの空き瓶が転がっていた事である。彼は剛のウイスキー好きであった。部屋の様子はウイスキーを嗜みながら絵を描いている彼の姿を彷彿とさせた。今もその情景が目に焼きついている。彼は今この世にいない。昨年、手術を受け闘病中だったらしい。この春、突然訃報を聞いた。これまで毎年、素晴らしい絵の年賀状を貰っていたのに今年は貰っていない。闘病中だったのだ。心臓グループに入り医局生活を共に過ごし中央病院では共に働いた。その時、頑張り屋の彼は無理をし過ぎて臨死体験をするほどの病を得たが奇跡的に回復していた。あの燃える様なカンナの絵が今でも頭に浮ぶ。もっともっと素晴らしい絵を見たかった。

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不安の実態は生存を脅かす物に抱く感情であり、その表現が怒り、怯え、妄想、幻覚である。認知症の人は記憶力が衰え見た物、聞いた物、話した事を憶えて居らず、いまが何時で、ここがどこで、前にいる人が誰なのか見当がつかないのである。周りの世界と繋がりを失って居場所を失い不安になって怒っていたり、妄想を抱いている。私達が今、現実に見ているものにしても、聞いているもの、触れているものは全て、過去に知覚したり経験して記憶している物の再構築である。記憶に無ければ再構築できない。知覚は期待(過去の経験で得た感覚)に左右される。それ故、認知症の人は私達が現実と思っている世界とは異質な、その人の残された記憶を紡いで創り上げ意味づけた虚構の世界で行動しているのである。ー大井 玄 「痴呆老人」は何を見ているか 新潮社 2008.1月ー

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認知症サポート医の役割     

 

1.認知症は軽いものを含め65歳以上の10人に1人がなるポピュラーな病気です。現在の認知症の人は170万人ですが10年後には250万人に増えるとされています。認知症の高齢者は環境が変わる事が一番苦手です。現在、認知症高齢者の半数の方が在宅で暮らしています。住み慣れた地域で暮らし続けるためには医療・福祉サービスを適時に適切に利用出来る環境づくりと本人と家族を孤立させない相談支援、緊急時の警察や消防などのサポート、地域住民が認知症の知識を持ち理解し日常的サポートなど総合的に支え合えるネットを作る必要があります。  

2.認知症は状態です。原因には多くのものがあります。物忘れが中心の症状で中核症状と言います。物忘れから現実世界との繋がりを失い、その不安から怒ったり、妄想、徘徊などの精神症状や行動異常が見られます。これを周辺症状といいます。介護を困難にするのがこの周辺症状です。認知症イコール徘徊とか妄想が出るのではなく、また認知症の全ての人に出るわけではありません。中核症状の軽い重いにも比例しません。その出現にはその人にかかわるなんらかの要因があり、周囲の対応の仕方に問題がある場合が多いのです。

3.記憶、判断力の障害や実行機能障害により周りの世界や人とのつながりが失われ、対応によっては家庭や社会生活、特に対人関係に支障を来たします。まず家族に始まり近隣関係から地域での対人関係に障害を生じ、さらに地域を巻き込む困難事態に発展する事もあります。

4.家族がかかりつけ医を受診した時の理由です。認知症の中心的症状であるもの忘れのみを理由として受診している割合は3.7%です。

5.それに対して、夜騒ぐ、怒りっぽい、暴力、徘徊など行動障害や精神症状を理由として受診している割合が3040%にのぼっています。家族に認知症の認識が薄いことを示す結果です。必ずしも認知症の早期に受診していない事が分かります。認知症の周辺症状の為に本人及び家族の生活のしづらさに困り果て受診しています。認知症の中心である物忘れそのものが生活障害を生じさせているわけではなく、環境や家族対応から出てきているのです。

6.地域住民を対象とした認知症に関する2001年の意識調査です。現在とは少し変わっているかもしれませんが家族が認知症の症状について誰に相談したかを示します。家族や友人・知人が半数以上の65%、かかりつけ医が27%とおよそ4分の1です。家族以外では、かかりつけ医の割合が最も大きいです。現在は認知症についての理解も広がり、地域で住民に密着して活躍しているケアマネージャーや介護従事者を介して地域包括支援センターに相談が持ち込まれ、掛かり付け医療機関、介護サービス事業所に繋がる事も多いと思います。

7.認知症高齢者を介護している家族は肉体的・精神的負担は非常に大きく、また周囲の無理解から孤立しています。実際に相談を受けた事例を示しました。

8.かかりつけ医の対応について調べた結果です。家族の相談に対し1/4のかかりつけ医が否定的な対応をしていました。もの忘れなどで相談した時,歳のせいで片づけられるのが代表的否定的な対応です。初期段階でのかかりつけ医の対応が、その後の経過を左右する事は容易に想像できます。相談先としてはかかりつけ医が最も多い事を考えれば、かかりつけ医の役割は重要です。

9.そこで、かかりつけ医は早期段階の気づきから、家族が認知症を理解して早期に対応する方法を教えて介護保険サービスの利用を紹介するなど地域連携の発信者になる事が求められます。日常診療での気づきをきっかけにかかりつけ医から地域包括支援センターに連携される方向、逆に総合相談・予防ケアマネジメント等の地域支援ネットワークからかかりつけ医に連携される方向の双方向の連携体制が期待されます。またかかりつけ医が地域住民に対して、普通の生活の中で認知症らしい変化の人があればすぐ相談に来るように啓発し、認知症高齢者の早期発見、早期対応をすれば、認知症を抱えたまま穏やかなその人の人生を過ごさせ得る事を理解してもらう事で認知症に対する地域住民の偏見が和らげられます。認知症高齢者を人知れず介護して困り果てている家族と認知症高齢者を支援する気持ちも高まるのです。

10.今まで述べたように地域の認知症対応に重要な役割のかかりつけ医に認知症対応のアドバイスや支援を行うと共に専門医療機関や地域包括支援センター、居宅介護支援事業所やサービス事業所につなぐ役割をするのがサポート医です。サポート医は認知症診療に習熟しており県の指名を受けて、国の行う養成研修を受けます。平成17年度から養成が始り平成20年現在鹿児島県には16名います。サポート医は必ずしも精神科の認知症治療専門医でなく認知症への適切な対応を啓発する旗振り役です。認知症患者さんの診療を積極的に行っている一般医も多いようです。先ほども触れましたがその役割の主なものはかかりつけ医に認知症の早期発見・早期対応の重要性を理解して貰い、認知症高齢者とその家族を支えられるようにかかりつけ医認知症対応力向上研修を行うこと。地域包括支援センターと協力して認知症の地域啓発、地域支援ネットを構築し動かす事です。

11.認知症の多くは治る事は稀であり介護が中心に成ります。しかし医療が不必要なわけではありません。医療としては早期診断と進行遅らせる治療です。それに周辺症状の幻覚、妄想、攻撃的行動などの対応が有ります。そして身体の急性疾患やがんの治療もあります。これまでは認知症のあるために体の病気の治療を拒否するなどの病院も少なくありませんでした。そのためにも認知症に対応できる病院勤務医を増やす必要があります。国は認知症疾患医療センターを全国150箇所に作る計画です。出来た地域の地域包括支援センターには認知症介護に習熟した認知症連携担当者を置き連携を強化する予定になっています。

12.町を動かすのは行政ではなく住民の方々です。地域にある資源を点から線でつなぎ面のネットを創り上げ独居の高齢者、老々世帯を見守り孤独死を防ぎ、認知症による徘徊高齢者の早期発見や高齢者を狙った犯罪や虐待防止などにも効果があります。中心的な役割を果たす地域包括支援センターは、高齢者の総合相談支援窓口です。連携が進むと役割が各段に広がります。このほかにも市内の事業所やさまざまな団体の方々にも参加してもらい充実したシステムにして行ければ理想的です。

13.前のスライドで医療機関からセンターへ、逆にセンターから医療機関への連携について説明しました。連携が上手く行き認知症高齢者を支援できた事例を紹介します。

14.主治医がかかりつけ患者さんを認知症と把握できずその対応のまずさから連携が上手く行かなかった事例を示します。大切な連携のボタンを押すのはかかりつけ医です。

15.愛知県甚目寺(じもくじ)町地域包括支援センターの取り組みパンフレットです。なんと言っても支援センターは高齢者の駆け込み寺的存在なのです。

 

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介護報酬改定率プラス3%の根拠と決定の経緯について

介護保険制度開始以来3年毎に更新される介護報酬の改定率はこれまで2回とも社会保障審議会介護給付費分会諮問を厚生労働大臣が受けて2月に発表されてきた。今回は1226日唐突にプラス3%の改定率にする旨、発表された。この決定の経緯は甚だ不透明である。深刻な介護従事者不足の状況を受け政府与党が1030日に決定した政治判断に従わざるを得なかった。むしろ金融恐慌のためにますます景気が落ち込む事が明らかになった1より前にプラス改定が決まりマイナスにならなかったのはラッキーといえる。1回目2003年の改定率はマイナス2.3%、2回目2006年のマイナス2.4%といずれもマイナスであったが、今回は3%(在宅分1.7%、施設分1.3%)のプラス改定と決まった。今回のプラス改定は一定の評価するが過去2回のマイナス分は取り戻せそうも無い。特に施設については不充分であると強調したい。一部のメディアが3%アップの根拠として  年間     介護給付費の3%2300億円現在の80~90万人の介護職員の給料を1人当たり2万円上げるのに必要な額としている。実際、改定の大きな柱である「介護従事者の人材確保・処遇改善については「夜勤々務や人員過配介護福祉士など専門職種の配置や勤務年数などキャリアが評価された。しかし全体を底上げする基本サービス費は据え置かれ加算で対応している。部分的に基本サービス費をもう1つ作った形である。地域差の単価上乗せでは請求事業の60~70%を占める「その他」の地域の見直しは行なわれず地域間の格差が広がる恐れがある。報酬全てのサービスに一率3%引き上げられるのではなく事業毎に濃淡がある。内容を充分吟味した上で利用できる部分を最大限活用して欲しい。特に施設での特老常勤医師配置加算、ケアマネ報酬リハビリテーションのアップなどは評価される部分である。2月から改定内容の解釈通知の措置交渉が行われ後に発出される。日医としては今日の九州医師会での議論も含め  交渉に臨む       

介護認定での新しい一次判定ソフトのロジックについて

4月1日から要介護認定判定基準が変更され新しい一次判定ソフトが使われる。この変更社会保障審議会・介護給付費分科会でなんら議論されないまま勝手に決められた。介護報酬改定と同じく不透明である。これは要介護認定について検討する場が法律明記されておらずソフト構築は老健局長の私的要介護認定調査検討会で決定される。介護認定は介護サービス給付に直接つながる大きな問題でありソフトの変更決定も介護給付費分科会の検討の俎上に上げるべく粘り強く交渉していく積りである。このソフト変更の目的は①新しいデーターに基づく一次判定ロジックの更新、②二次判定審査の負担になっている  介護1相当要支援2、要介護1振り分けの自動化、調査項目の削除による事務負担軽減や地域による判定のバラつきの平準化とされる。モデル事業による検証では要介護1が増えて要支援2が少なくなる一方で要介護5が要介護4に下がるなど実情と合わない判定がでる恐れが懸念される。なんら介護給付費分科会で検討されないまま41日から使われる事に対し意義を唱えたい。とは言え認定審査会の認定プロセスで一次判定を二次判定で重度に変更できない訳でないので原則に立ち返って調査員の特記事項と主治医意見書から時間を物差にして介護の手間を判断し変更して行く事になる。新しい一次判定ソフトのロジック変更で判定結果と現場とのずれが生じる可能性がある。主治医意見書に対象者が介護を必要とする状況を綿密に記載する事が大切である。各地域で開催される主治医意見書研修会での啓発が必要である。

 介護サービス情報公表は行政負担で

現在、医療機関情報の公表は行政が公費で行なっている。それにもかかわらず介護サービスの公表手数料は事業者が負担しなければならない。介護についても医療と同じ公費で公表されるべきである。介護従事者の待遇改善も出来ないほどの経営難の中で介護事業所は負担に苦しんでいる。県のホームページに公表されているが   利用対象の高齢者がインターネットを使いアクセスする事は殆ど無い。居宅のケアマネージャーが覗くか、市場調査のための基本情報が閲覧される程度である。公表の必要性には疑問を感じる。行政が必要と考えるなら公費で行なうべきである。介護サービス情報の公表制度の扱いは厚労省外郭団体のシルバーサービス振興会に委ねられている。そもそも公表は適マークのコマーシャル効果を狙ったもので事業者負担は当然の事として始まった。今、公表は義務として行われている。事業者負担にするのは不合理である。各都道府県で差は有るが減額される方向にある。これは過渡的な話であって原則は行政が負担すべきであり、廃止されるべく介護給付費分科会の議題に乗せ関係部局に働きかけて行く積りである。

 介護サービス利用実積について

被保険者の介護保険料に跳ね返る介護サービス利用額最近3年間の実積は全国的に計画値より減少傾向にある。特に施設系の減少が目立つ。原因とて療養病床の再編問題に関連し廃止や転換などの影響も大きい。在宅では訪問看護を費用の安い訪問介護にかえたとか平成18年度予防給付の導入で通所系サービス単価が低下したり利用抑制が考えられる。その分、市町村の介護保険財源には余裕が出ていると思われる。制度運営は財政的立場も大切だがサービス需要が有るのに利用抑制される遣り方には問題がある。利用の動向を注視する必要がある。 

介護従事者の不足について

介護福祉士養成所が減少してきている。これは介護従事者の賃金や処遇が悪く、若い人が介護の将来に夢が持てず介護に目を向けないためで、定員に対して入学者数が少なく廃止に追い込まれているためと考えられる。次期介護報酬3%引き上げの目的は介護従事者の人件比率をあげ処遇を改善し定着と参入促進の為の施策である。国は来年度予算に事業者への雇用助成、介護福祉士など人材育成として修学資金貸し付限度額の引き上げや返還免除要件の緩和に必要な資金を組み入れている。 

医療療養病床の転換について

医療療養病床についても同様であるが介護療養型医療施設の転換についていえば今年4月の次期介護報酬改定では介護療養型老人保健施設の報酬は引き上げられる。しかし介護療養型医療施設に比較し160単位低い。そこで今のところは有利な介護療養医療施設のまま1年間辛抱して来年2、3月に行なわれる医療の診療報酬改定で医療療養型病床がどのように扱われるかを見極め地域の事情も勘案しながら態度を決めるのが賢明である。日医としては介護難民、医療難民が出ないように医療療養病床、特に介護療養型医療施設に居る介護特性の高いADL区分1が入院、入所できるように医療療養型施設、介護療養型保健施設の評価が引き上げられるよう努力する。 

ケアマネージャーと主治医との連携について  

日医が昨年11月に開催した在宅医研修会の講演でもあったが、ケアプラン作成やサービス担当者会議でのケアマネージャーとかかりつけ医の連携は大切である。連携が旨く行われるためにはお互いに面識の有る事が大きく左右する。医師とケアマネージャーとの懇親会や事例報告会、地域包括支援センターでの交流会などをきっかけに連携が進む様、各地域医師会の取り組みが重要である。

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皆さん 今日は!経済不況の中で早くも大陸からの黄砂や春一番と例年に無い自然の暖かさはせめてもの救いです。特に私達介護事業にかかわるものには4月からの介護報酬3%アップは朗報になっています。改定に向け日本介護支援専門員協会が必死に訴えてきた居宅支援事業経営改善に向けた部分が認められた事は評価してよいと考えています。その①番目が利用者40人を超えた場合にこれまで全件減算される逓減制は40件を超えた分のみが減算される様に見直されました。②番目が入院時及び短期間を含めて退院、退所時や多職種と共同して利用者の指導を行った場合算定できる医療連携加算が新設されました。③番目が特定事業所加算の段階的評価。④番目が認知症と独居高齢者加算の新設と初回単位の引き上げがなされました。⑤番目に介護予防支援の現行400単位が412単位、初回加算が250単位から300単位に引き上げられています。基本サービス費は据え置かれましたが、努力によって加算される仕組みになっています。3月には各地域で介護報酬改定説明会が開かれます。活用できる部分を勉強し、利用者の安心を高めると共に事業所の経営改善に役立てて欲しいと思います。今日は指宿支部の年間事業計画の第2回目の研修会です。受身の学習ではなく実際の事例を使って考える検討会にしました。実り多い会になるよう皆さんのご協力をお願いいたします。

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日本の現在の高齢化率(65歳以上の人が総人口に占める割合)は20%で急激に上昇、これまでいわれて続けている以上に国の最重要緊急課題である。特に認知症高齢者の増加は見過ごせない。現在、要介護者の2人に1人が何らかの支援、介護が必要な認知症であり2005年の統計で認知症者169万人が去年、還暦を迎えた団塊の世代が75歳の後期高齢者になる2030年には353万人と2倍に増えるのである。私達の周りには、家族に認知症を抱えて困惑しきっている家庭をごく普通に見るようになった。それでも表に現れた家庭は氷山の一角に過ぎない。認知症の家族を玄関裏に隠して人知れず悩んでいる家族も多いのである。衛生環境、健康管理の向上は長寿を達成したが高齢になればなるほど認知症になる確率は高まる。昔の日本は農業基軸に閉鎖系社会で祖先崇拝の信仰のもと他者との繋がりを大切にする社会であった。戦後の産業興隆による社会構造の変化は、以前のこの農村社会を封建的だとして葬り去り家族関係だけでなく地域コミュニィテーまでを壊した。日本古来の地域社会、家族関係を支える思想が破壊された。政治にまで無限に自己の欲望を追求し他人など見返らないアメリカ思想がはびこり足腰が弱まり生活力の無い高齢世代層にまで自己責任と自立を強いている。年を取り身体能力は兎も角、認知機能が低下してしまい人の支え無しでは生きられない高齢者が置き去りにされているのである。特に人間としての尊厳である心の安定を失った状態に対応するすべが無い。認知症は認知機能の低下状態の中核症状にそれらが絡み合って引き起こされる妄想、幻覚、攻撃的性格変化、不穏など多彩な周辺症状が見られる。この周辺症状は認知機能の軽重に関係なく生じる。家庭や社会環境などと共に人間関係に大きく左右される。都会では認知症の人の半数近くに現れるが、古い仕来りを守り、敬老意識の残る農村では同じ認知機能低下であっても殆ど起こらない。国としては高齢化対策として10年前に介護保険を作ったには作ったがADL対応に追われて、心の問題である認知症に対応し切れていない。介護保険は封建的かもしれないが破壊されている地域社会、家族関係の先祖がえりである。年を取っても人との繋がりの中で個々人が生きていける社会作りである。  (介護保険情報 2009.2)

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例年なら寒さが底を尽く二月はじめにもかかわらず、今年は暖かい。土曜日の輪番から開放された日曜日の朝はぽかぽか陽気になった。家にこもって過ごすのも勿体無いので前から行ってみたいと思っていた春の風物詩・川辺二日市に出かけた。この初市は200年の歴史があり、最近まで二月の2、3日と決まっていた。今は勤めや学校の関係で来れなかった人も集まれるよう二月第1土曜、日曜日の二日間で行われる。旧川辺町は薩摩半島の中央に位置し昔からの交通の要所である。カッオで有名な枕崎市、江戸時代薩摩藩の密貿易の基地であった坊津、特攻基地で有名な旧知覧町、お茶の旧頴娃町に接している。知覧町、川辺町、頴娃町は合併して今は南九州市になった。私の住む指宿市からは山を幾つか超えて行かなければならなず杉木立の山道が続く。所々に茶色に変色した山林が目立つ。つぼみで覆われたスギ林である。今にも花粉が飛び出しそうだ。山間いの平地の民家では庭の紅梅、白梅が満開の花をつけ昔ながらの春の風景に出会い心がときめく。七曲に続く山を抜けようやく田園の広がる盆地に入った。しばらく行くと大きな川に行き当たる。陽気のためか周辺に霞がかかっている。その先が川辺の町の入り口である。小高い丘の南側の麓に街道が通る。両脇に商店街が並ぶ街道町である。近隣の町の道は此処に集まる。そこを歩行者天国にして市が開かれている。車は通れないし停められないので川に沿って迂回し、北側の丘の上の運動公園までのぼって駐車することになる。何時もなら何気なく通り過ぎる街なのに近隣から集まった車で大変な混雑である。駐車場から会場までシャトルバスが往復して客を運ぶ。自分の車を降りバスに乗り込むと同乗者同士連帯感が出来るから不思議である。道の両脇に1キロ以上にわたり縁日さながらに屋台が並ぶ。イカ、たこやき、焼き鳥、焼きそばなどおいしそうなにおいが立ち込める食べ物や金物、瀬戸物、昔懐かしいソケなど農機具、日用品、植木、春の花の鉢植などの店が軒を連ね大勢の見物客で賑わって居た。記念にと花ばさみと湯のみ茶碗を買った。お腹もすいていたのでたこ焼きを求め、今夜の酒の肴にと飛魚の干物を買った。エベント広場では猿回しの芸に人だかりが出来ていた。写真に収めようと人垣を掻き分け前に陣取りしばし楽しませてもらった。

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最近、ロコモの語句に出会うことが多くなった。動脈硬化症の原因の生活習慣病をメタボと呼び簡単な体重、腹囲の測定で、危険信号を本人に気付かせ早く対策を取らせる。これに対し骨、関節、脊椎などの老化による機能低下で体のバランスや移動といった運動能力が障害され閉じこもりや転倒のリスクが高まった状態を運動器不安定症をロコモテイブシンドローム略してロコモと呼ぶ。目を開けて片足立ちを何秒続けられるか、椅子に座った状態から立ち上がって3m先の目印を回って再度座るまでの時間などをはかって障害程度を知り予防や改善対策に役立てるキーワードでもある。因みに片足立ちは15秒、立ち上がり目印をまわって座るまでの時間11秒が目安でそれ以下がロコモ。運動器不安定症は前回の診療報酬改定でリハビリテーションに対する算定対象疾患と実施期間が制限されるようになり、これに外れた状態に対する1つのリハビリ病名として使われている。運動器の不具合に対する多くの病態が含まれる。ロコモはSL、、トレイニングはトレインの汽車から来た言葉である。いずれも鉄道のイメージ。健診でメタボ退治にロコモで介護予防を啓発し健康寿命の延伸を図る国の戦略でもある。

 

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