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2008.12.21 14:46 |  診療  |  開業 / 病院経営  |  その他(一般)  |  その他(医療関連)  |  でんさん  | 推薦数 : 0

眩暈

近頃の寒さで、外来に中・高年のめまいの患者さんが増えている。一見、軽いめまいでもリスクの高い脳血管障害による疾患が潜んでいるので注意が必要である。良く耳にするメニエル病は0.65%に過ぎない。この病気は高齢になってから発症するのは殆どない。若い頃から病気を引きずっている。ふらっとしたり、ぐらっとくる軽い眩暈でも中枢性の脳血管障害を考えるべきである。一過性脳虚血発作を含め80%が椎骨動脈循環不全を筆頭に脳血管障害に起因する。危険な中枢性のめまいには小脳、脳幹の梗塞、出血、腫瘍、聴神経腫瘍、椎骨脳底動脈循環不全、悪性発作性頭位眩暈、大脳性の眩暈である。60%が椎骨脳底動脈循環不全で、残り28%が発作性頭位眩暈である。頭位性でもこの椎骨動脈不全が関わっている。診断では糖尿病に高血圧があると確率が高くなる。頭部MRI,CT検査を行なうことが重要である。難聴、耳鳴を伴わない回転性眩暈は背景に椎骨脳底動脈循環不全がある。問診では縦ゆれ眼振、顔面特に口の周りの痺れ、物が二重に見える複視、一側耳後部痛、後頭部痛、眼前暗黒感、呂律が回らない、意識消失、四肢脱力等を聞く。診察での注意点は重症感のあるもの、持続時間が長く薬剤に反応しない、頻回に起こる、降圧剤を服用中の人が何回も発作を繰り返すなどは血管性のめまいの可能性が高く脳梗塞や脳出血の前兆の可能性もある。治療は中枢性のめまいでは脳循環改善剤のセロクラール、ケタス、内耳血流改善剤のメリスロン、セファドール、代謝賦活剤のアデホス顆粒など病状に応じて併用すると効果がある。

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