見えすぎて長年連れ添った夫婦に危機が訪れた笑うに笑えない話。夫は足が不自由で妻に頼り切って生活して来た。妻は夫の言うままに何でも叶えてあげてきた。最近、夫が白内障の手術を受けた。そして良く見えるようになりこれまで目に付かなかった物までが見えるようになった。もともと几帳面で綺麗好きな性格だが最近すこし認知症が入り頑固になってはいた。その夫が目に付いたあらゆるものに文句を言う様になった。料理から着る物、部屋の掃除まで気にいらないと小言を言う。最後にはこんな有様がお前には見えないのか、お前も手術をしなさいとなじるようになった。夫の視力が回復し喜ぶべき所が逆に大変な毎日になってしまったと妻はストレスで不眠症になり肩も凝ると外来に相談に遣って来た。私には何とも慰めようが無い。
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