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今年の夏はガソリン、食料など消費材の高騰で暑さが殊更身にしみ町の風景も何時もとなんとなく変わって見えた。多くの人が家に篭り北京のオリンピック現地から送られてくる日本選手の活躍に一喜一憂しながら猛暑を忘れている。現地との時差は一時間、遠方の国での開催とは違い昼夜逆転の寝不足を託つ事もなかった。アテネに続いて北京でもメダルを獲得する選手が目立った。表彰台での笑顔の陰には夫々に辛苦に耐えた「銀の裏打ち」が有っただろうと感動の涙を禁じえなかった。今度の大会でのソフト日本代表、女子サッカーなでしこジャパンの快挙には小気味いい篤姫並みのウーマンパワーを感じる。現在の医療界の切実な問題には社会保障費2200億円削減とに税制改革の動きに医師不足問題や厚労省が試案作りを急いでいる医療事故調査委員会創設等がある。福島県立病院で起きた帝王切開死亡訴訟は20日に判決が言い渡される。死亡した結果だけで医師の真心を裁けるか司法の判断に注目している。ところで医療崩壊を如何に阻止するかは国民の医療にとって喫緊の課題である。去る6月、県医師会第163回臨時代議員会終了後に財務省向井内閣官房参事官の講演があった。内容は福田総理の下に設置されている国民会議の取り扱いの中間報告で今後の医療制度の行方を占うものであり、これからの医療経営のあり方のヒントとなった。小泉医療改革は財政再建を中心に社会保障維持存続が命題であったが現政権では社会保障の機能強化を目指しているがない袖は振れない。わが国の医療は厳しい環境に晒されながらも日々の努力を続け世界トップの医療レベルを達成している。「今こそ銀の裏打ち」を発揮すべき時の到来である。医師不足問題に関して女性の医学部入学を制限すべきではないかとの投稿があった。男女共同参画社会推進の動きの中で少し暴論ではないかと考えるが男女を問わず今の医師の就業環境は社会構造の変化のなかで旧態然とした男性中心のシステムのままの女性のライフステージを無視したものである。女性医師にも配慮したワーク・ライフ・バランス。システム作りの議論の契機となれば幸いと考える。

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