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2008.08.07 20:52 |  生活 / くらし  |  その他(一般)  |  でんさん  | 推薦数 : 2

最後の防衛軍

私は父が39歳の時の子供である。終戦間近の昭和20年8月13日に満ソ国境の牡丹溝の原野、ソ連軍との戦闘中に塹壕の中で死んだと伝え聞く。享年39歳。戦況の悪化と共に南方に移動した関東軍が去り無防備状態に置かれた満州棄民。この取り残された日本人住民をソ連軍の侵攻から守る防衛軍として現地徴集されたのである。使命感は家族を守る為の一念。その勇気ばかりを武器にして家族の身代わりになった。そのお陰で後に残された家族は少しでも救われたと思いたい。父の代わりに生きて故郷の土を踏めたのである。

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映画も紙芝居も場面の積み重ねでストーリーを作る。違いは紙芝居はアナログで一つのエピソードが1枚の絵の中に圧縮してある。そして見るほうの想像力で色々な解釈も可能である。一方映画はデジタルで瞬間瞬間のこまを見続けなければ筋が追えない。そして事実だけが支配し想像は通用しない。見損なうと筋書きが分らなくなる。紙芝居よりも集中力を必要とする。映画は刹那を紙芝居はエピソードを媒体に記憶させている。正常な人の脳は、この記憶媒体間での互換性を備えている。認知症はこの互換性が損なわれていると考えられないだろうか。1こま1こまをつなぎ合わせストーリーを作れないのが認知症である。認知症の人と対話していると瞬間、瞬間は案外しっかりした判断力を持っていると感じる事も多い。しかし時間の経過でこれも崩れてしまう。繋がらないのである。紙芝居機能はある程度、残されている。1枚の絵の印象が強いほど記憶に残る。認知症が酷くなるほどページの途中が抜けたり並びがおかしくなるが何処か理解可能なことも多い。しかし映画機能になるとさっぱり付いていけない。

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