桜島の噴火

26日の日曜日夕方6時からの城山ホテルで開かれる会に出席するため混雑を予想して早めに指宿の自宅を出た。休日の夕方は郊外から鹿児島市内に帰る車で混雑する。暑い日が続いている為か込み合う事もなくスムーズに走れ1時間も早く着いた。はじまるまでホテルを出て散歩がてら城山展望台まで歩く事にした。夕方にも拘わらず外は昼間の熱気が残り息苦しいほどだった。展望台へは楠の大木に覆われた大きなトンネルの下を抜けていく。中は薄暗く、ひんやりして涼しかった。そこを出ると展望台に行き着く。突然目の前が明るくなり、真っ青な空に雄大な桜島と錦江湾が広がる。眼下には夏の日を浴びて鹿児島市街地が白く輝き展望台には涼しい風が吹いて凌ぎ易かった。多くの観光客で賑わっており、素晴らしい景観に歓声を上げていた。桜島の頂には厚い入道雲が掛かり、その間に見える山肌は目の醒めるように綺麗な深緑で覆われている。見とれていると突然、幾重にも重なる白い雲の上に、もくもくと真っ黒い雲が湧き出て来た。折角の穏やかな情景が一変し何か不吉な気分になった。昨日の夕方も、高く吹き上げた黒い噴煙を指宿からも見ることが出来た。

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