雨上がりの雲間に月が顔を出し、雨で濡れた木々の葉は、チラチラ月の光を照り返す。光の群れのその中に微かに浮きたつ光の明滅。蛍のディスプレイ。小さな優しい輝きに気の遠くなる様な眩暈が襲う。遠い昔が蘇る。ノスタルジーと共に夏の訪れを実感する。明暗の雲が月を撫ぜていく。


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先日、蛆虫を使ってのマゴット治療の事を書いた。一昨日、後輩の血管外科医の講演会に出かけた。血管壊死に陥った足の治療で、偶然にマゴット治療も出て来た。その中でいままで私が気付いてなかった重要な事を知った。それは蛆の成長は速く、見る見るうちにハエになってしまう。創部がMRSAに感染していた場合、うっかり油断しているとこのハエが病棟中を飛び回ってMRSAをばら撒いてしまう。そこでスタッフの皆でハエたたきをもって追い回す事もあるそうだ。事は深刻である。しかしその様子を思い浮かべると治療が治療だけに古典的でユーモラスだ。
指宿 篤姫のゆかりの里 最近の風景

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