後期高齢者医療で国を挙げて大騒ぎである。参議院で成立した高齢者医療廃止法案は首相問責可決で民主党は衆参両院の審議拒否に入り国会の機能は停止している。この制度は2年前の郵政民営化のどさくさの陰で与野党合意で決まった医療改革の一つである。自民党内部にしても医師会内部でも足並みの乱れがある。ここでは自分たちの利害の事はすべて捨て、今生きている全てのお年寄りに生活の安定と安心を与えると共に、余裕のあるお年寄りには孫に小遣いをあげる気持ちで協力してもらっていいのではないか。財政がもたなければ消費税を上げるなり、150兆円以上の公的年金積立金を高利周りで貸し付けるなど有効運用を考えるべきである。選挙に負けるから消費税はいじらない等、自分達の保身だけを考えるべきではない。貧すれば鈍す。昨夜NHKで中国の医療の現状を紹介するドキュメンタリー番組があった。これまでの中国は医療費は無料であったが、財政が不足しだした為、すべて自費となった。国家が出資して成り立っていた病院運営も5%の補助だけになり独立採算制になつた。さらに日本のようなしっかりした医療保険制度はまだ出来ていない。病院の門の前には診療を受ける前に診察順番の券を買うために長蛇の列が出来ている。その陰にはダフ屋がいて実際の20倍~30倍の法外な値段で売っている。病院に救急車が入ってきた。患者さんを車から降ろしたところで、救急隊が家族から搬送代を取っていた。驚いた事に迎えに出て来た病院の看護師はベッド使用料の請求書を持ってて現れお金を徴収した。何もかも前金払いである。そうしないと未払いのまま退院してしまうものが多く、病院経営が成り立たないのだそうだ。何にもかもが金次第なのである。皆保険制度の日本の医療の有り難さに感謝するべきで些細な事で目くじらを立てると撥が当たる。日本の医療は医師の自己犠牲から成り立っている事を忘れないで欲しい。医療は一朝一夕にはならない。
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