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地元での病院実習を受けるため帰省していた子供が実習を終えて慌ただしく帰っていった。今、我が家は夫婦2人だけのもとの侘しい毎日に戻っている。子どもは高校から学校の寮に入り大学は県外と、すつかり自由な生活を続けて来た。ここ7年間というもの正月やお盆に1週間ぐらい帰って来るぐらいである。帰っても家ではお客さんの待遇を受け、何かと云っては外出してしまい家には居付かない。今度は1ヶ月もあるから家族らしい団欒が持てると期待していた。しかし、これも何時ものパターンの連続に過ぎず、あっという間に過ぎてしまった。いまさらながら親と子供の考え方のギャップを思い知らされた。巣立ちは既に家を離れた時から始まっていたのだ。今度の帰省中にも家族一緒に食事をする機会も殆ど無かった。お互いの生活パターンもずれていた。近くに居るとついつい意見したくなるのが親としての人情である。注意すると煙たがられ取り付く島も無いほどであった。あたかも自分ひとりで生きているような感覚である。毎日、遠く離れての一人生活を心配して、生活に困らないようにとせっせと仕送りもしているのにと悲しくなる。親としてはやりきれない。しかし考えてみると自分も同じ年頃の頃は同じようなものだったとここは我慢する事にした。歴史は繰り返されるのだ。
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