昨日、年1回の地域医師会・学校医会が有った。夫々の学校医は前任の先輩医師から業務を引き継いでいるがこれといった診察の流儀は教えてもらっては居ない。独自に医師会での研修会を開き統一マニュアルが有る訳でもない。小学校3年生にもなると女の子は羞恥心が出て来る。病気ではないので恥ずかしがる。ましてや中学生にもなるとなおさらである。ついついTシャツや運動着の上からの診察になる。しかし胸郭や皮膚の状況それに最近では家庭での虐待などを発見する為に上半身を裸にして診るべきだとの意見も多い。この事についてフリートーキングの形で話し合った。衝立で仕切り、他の生徒から見えないように個別に診察する、後ろ向きになり背中から聴診するなどの意見が多かった。私の場合これまで女の子は体操服に着替えてもらい、隙間から聴診器を入れて聞いて居ると話たところ、それでは駄目だと忠告された。今度からきちんと上半身裸になってもらい前は隠し、後ろから聴診する事に決めた。眼科医によると生徒の目の病気や状態を他の生徒に分ってしまう様な状況を作ると、後でそれを知って抗議する保護者が居るそうである。別の80歳を超えた眼科のドクターは今日が丁度眼科検診の日ですっかり疲れた風情であった。150人の診察を済ませたという。どんな検診をするのか尋ねてみた。昔はトラコーマの結膜炎が多く上まぶたをひっくり返して診察したが今は下まぶたを開くだけだとの事であった。それにしても肩がこったと話した。その事を聞いた私はまだ乳がん検診が超音波やマンモグラフィーで行なわれず触診だけの頃、地方の巡回乳がん検診に行ったことがある。田舎のおばあさんや、おばさんたちは多産で乳房も大きく、触診するのが大変であった。一日150人診察した日があり300個の大きな乳房を触診した後、流石に肩がこり疲れてしまいその夜は大きな丸いものに押しつぶされそうな夢にうなされたのを覚えている。
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