Search
Calendar
<< 2008/10 >>
| 日 |
月 |
火 |
水 |
木 |
金 |
土 |
|
|
|
1 |
2 |
3 |
4 |
| 5 |
6 |
7 |
8 |
9 |
10 |
11 |
| 12 |
13 |
14 |
15 |
16 |
17 |
18 |
| 19 |
20 |
21 |
22 |
23 |
24 |
25 |
| 26 |
27 |
28 |
29 |
30 |
31 |
|
金曜日の午後、オグラ畑の中の農道を患者さん宅に何時もの定期の往診に向かっていた。途中、赤い乗用車がサイレンを鳴らしながら、ものすごいスピードで私達の横を追い越して行った。そのうち後ろから道をふさぐような大きな消防車が迫ってきた。道端に車を寄せて行き過ごした。真っ昼間なのでどこかはっきりしないがどうやら私達がこれから行く村で火災が発生したらしい。患者さんのお宅でない事だけを祈りながら急いだ。村に近づくにつれなにやら辺りがけぶり、きな臭い。それも患者さんの家の裏手の藪付近に煙が立ち込めて燃えカスが風に舞っている。急ぎ車を降り、火の元と思われる近くに走った。幸い火は先ほどの消防車が消し止めていた。そこで見た光景に呆然となった。それはおびただしい数の蝶の乱舞である。藪に生息していた蝶達が異変に驚き逃げ出したところであった。なんでもないただの藪と見過ごしていたが中にその辺りでは見られない白い大きなつまべに蝶まで混じっている光景に夢を見ているようでもあった。往診先の患者さんは一人暮らしの上、耳も遠く、目が不自由である。近くに住むお嫁さんが介護している方である。丁度そのときは一人切りで、外で何が起きているのか分かっていなかった。私達は無事を喜び何も無かったように何時もの診療をすませお暇した。
固定リンク