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45歳の男性で元警察官。警察署在職中に事件対応途中に背中に銃弾を受けて摘出手術を受けた既往がある。最近になり、夜中に頻回に、飲酒して酩酊状態で負傷した背中の瘢痕部が痛いので病院に救急搬送を消防署に依頼するようになった。救急隊も最初の頃は、電話での要請の都度、輪番病院に搬送していた。外観上も救急車で医療機関に搬送するほどの状態では無く、病院に収容された後、自分から疼痛部に局所麻酔剤のカルボカインを注射するように要求する。言われるままに注射してやると痛みも治まりおとなしく帰宅する。このような事が毎晩のように繰り返される様になり、消防署も業務にも支障を来たし兼ねないと堪り兼ねて本人と同居している女性に民生委員を交えて話し合い余程、状態がおかしくない限り救急車は呼ばないように取り決めた。ところが今度は飲酒した後、同居の女性に運転させて毎晩のように当番医に押しかけては注射を要求するようになった。対応する医療機関は飲酒後に来院し、外観上異常は認められないのに患者の言うままに局所麻酔剤を注射するのは躊躇される。また保険請求上も困って仕舞った。注射を拒否すると暴言を吐き手が付けられなくなる。警察にも相談したが、実際に暴力沙汰が起こらない限り手は出せないと言う返事であった。どうにも手の打ちようが無い。これが毎晩のように繰り返されている。言うがままに続けていたらますますエスカレートしそうである。被害にあった多くの医療機関はどうしようもないという事で地元医師会に相談した。こんな状態が続くようであれば輪番業務にも支障が出そうである。そこで、県医を通じて警察本部の暴力追放推進委員会に相談した。答えは、地元の警察署には事情を話してあり困った状態になったらすぐ110番するようにとのことであった。長年開業していれば酔っ払い、ペンタジン中毒など、これまでも似たようなことを数多く経験している。夫々に複雑な事情がありこれと言った対応方法がある訳でない。結局、最後は第3者機関の行政や警察に相談することになる。リセットして地域全体で事に当たるのが早道である。
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