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私にとって初めての経験である中学校の校医を引き受けてから既に7年が経過した。担当する中学校は診療所から車で15分は掛る山間部にある。周囲は畑や森に囲まれた高台にある。人家は疎らで何処から生徒が集まるのか不思議になるぐらいである。多くの生徒が四方八方から30分以上を掛けて登校して来る。それでも校医になりたての頃は生徒数は1学年2クラスはあった。ここ2~3年で急に減りだして、今年の1年生は総数27人、1クラスしか出来なかった。そのため先生の数も減らされ職員室は閑散としている。このまま行けば近隣の学校と併合されそうである。ところで学校医の役割も変わってきた。かって保健センターと行なっていたツベルクリン検査とBCG接種が行なわれなくなり、感染症の予防接種も個別接種となり学校では行なわれなくなった。当然の事かもしれない。以前は生徒を並べ次々に機械的に予防注射をしていた。医療行為の注射は予診は取っていても、注射後にアレルギー反応が出て具合の悪くなる生徒も居た。それに対応する薬品、器具も揃っておらずかなりのストレスがあった。予防注射を済ませても暫くは心配で自分の診療所の診察も気になりながら暫くは校長室で話をしながら様子を見たものである。こんな状況が普通の事として行なわれていた。医療訴訟など多くなった今日では考えられない事である。現在の学校医の仕事としては学校保健委員会への出席、1年生入学時の心臓検診と学年全体に毎年行なう結核検診、それにスポーツエベント前の健康診断である。他には産業医としての職員の健康管理の仕事が加わった。だいぶ負担が軽減されている。これからは内科、眼科、耳鼻科、歯科に偏っている健診を是正し、学校行事として多く行なわれている体育エベントなどに対応できるスポーツ医学的指導も大切と考える。

http://urojinde.at.webry.info/200602/article_2.htmlrojinde.at.webry.info/200602/article_2.html

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