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5月3日の憲法記念日の朝は良く晴れて爽やかな初夏を思わせる天気に恵まれた。計画通り南さつま市の加世田ドーム周辺で開催中の吹上浜・砂の祭典に行く事に決めた。緑滴る山道を車で1時間余り走った。つつじは盛りを過ぎかわって藤の花が目立ち始めた。木立の間から鶯の声が耳に心地よい。5月初は八十八夜の茶摘の季節、一番茶をつみ終えた知覧のお茶畑の整然とした景色の中を走る。なかなか爽快である。会場周辺は渋滞するのでその覚悟はしていた。しかし今年は違った。会場に行き着く大分手前でいつもと違う駐車場に誘導された。会場近くの駐車場は満杯になったと見えた。会場までは距離がありそうだ。風はあるが日差しは強い。暑い中を会場まで歩くのは大変そうだ。心配していると係りがシャトル・バスを利用するように案内してくれた。何か都会のイベント会場に来ているみたいでうれしくなった。快適である。平和記念館前の広場にバスは着いた。直ぐ前が会場で既に大勢の人で賑わっていた。砂の彫刻の今年のテーマが「愛・時の礎」で登場するのは女性で世紀のヒロイン。筆頭がNHK大河ドラマ「篤姫」である。そして卑弥呼、クレオパトラ、楊貴妃、テレシコワ、マリー・キュウーリー、アンネ・フランク、ナイチンゲール、マザー・テレサ、エリザベス1世、ジャンヌ・ダルク、マリー・アントワネットにイザベル1世。世界の女流トップアーチスト5人が制作した。砂と水だけで作られた像とは思えない精巧さに感心した。周りに植えられた赤いサルビアと黄色のマリーゴールドがモノトーンの砂像をいっそう引き立たせていた。会場内には砂像制作体験コナーやコンサート、ダンス、太鼓演奏、キャラクターショー等が行なわれる舞台もしつらえてあり丁度、若い女性集団の調子の良いよさこい踊りの真っ最中であつた。夕方には砂像がライティングされ花火と音楽のコラボレーションで「音と光のファンタジー」が行なわれる予定らしいがそれまでには時間が有りすぎる。去年見ているので今年は諦めた。砂像群を目の前にドーム内では加世田周辺の特産品の即売や屋台が所狭しと並んで人だかりが出来ている。名物のかぼちゃラーメンが食べたくて並んで順番を待ってやっと買えた。今度はテーブルの空いた場所を見つけるのに一苦労した。人にもまれるこのような雰囲気が祭の魅力なのかもしれない。会場内の広場の一画に珍しい自転車を集めたコーナーもあり、子供達が楽しそうに乗って遊んでいた。加世田はサイクリングも有名で5月4日はサイクリングフェスティバルが開催されるらしい。自転車はレンタル出来る。爽やかな風に鯉幟が泳ぎ、砂防の松林の上にはカラフルなハンググライダーが滑空していた。 

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