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鹿児島本港北埠頭に航海訓練所の「海の貴婦人」の呼称を持つ大型練習帆船、海王丸Ⅱが21日までの予定で停泊している。晴れに恵まれた日曜日の20日の午後、見学に出かけた。ブログに載せる写真を取りたかったので光の具合を考えて夕方を選んだ。この日開聞山麓オールド・カー・フェスタも開かれていたとは思いもよらなかった。フェスタが終わり鹿児島方面に帰る車で渋滞し少し遅くなった。鹿児島本港北埠頭は櫻島フェリー、種子島・屋久島を結ぶ水中翼船や奄美航路の発着所になっている。その手前には広い芝生の公園が作られており、手前には積み木を並べた様な瀟洒な2階建が並ぶドルフィンポートがあり食堂街となっている。中に今ブームの篤姫館も常設されている。周りには水族館、NHK鹿児島放送局が立ち並び市民の憩いの場になっている。公園内には子供連れの家族や犬の散歩、散策を楽しむ人で結構賑わっていた。雄大な桜島をバックに濃紺の海に優雅な海王丸が帆を降ろしマストだけの姿で岸壁に横付けされていた。総トン数2556トン、全長110m、全幅13.8m、マスト高50mの大きさ傍によるとその大きさに目が眩んだ。舳先には横笛を手にした金色の女神像がしつらえてあつた。海王丸は昭和2年3月鹿児島商船水産学校の練習船「霧島丸」が千葉県銚子沖にて暴風雨のため沈没、乗組員および生徒の合計53名が全員死亡する惨事が起こった。これを契機として昭和3年に2隻の大型練習帆船2隻が建造された。当時の国家予算からは破格の値段であった。海王丸Ⅰは川崎造船所で造られ戦時中は帆装設備が撤去され石炭輸送船として活躍した。戦後の昭和30年に帆装設備を元に戻し遠洋航海などを行なっていたが老朽化が進み昭和60年に退役し海王丸Ⅱに引き継がれ現在は航海訓練やいろいろなイベント行事などに出航している。平成16年10月20日、台風23号により伏木富山港富山地区防波堤に座礁、30人が重軽傷を負った。翌日まで救助が出来なかった。150数名 ゴムボートと滑車2本により救助、乗組員は波濤に耐えていた。同年11月24日、35日間座礁したままの海王丸Iはクレーン船2隻でつり上げられて離礁した。 船底だけで130箇所も損傷がありIHI横浜工場へ曳航されて約4割の鋼材が取り替えられるなどされ、平成18年1月5日修理を終わった。