今年もまた5月31日の「世界禁煙デー」がやって来る。この日を契機にさらに一層、禁煙キャンペーンを盛り上げていかなければならない。 禁煙促進には支援がどうしても必要である。これまでの禁煙補助薬には口内粘膜から吸収するガムタイプ、皮膚から吸収するパッチタイプがあり、いずれもタバコ代わりにニコチンを補充し禁煙に伴うイライラ感を抑える仕組みだった。近々、経口薬のチャンピックス( バレニクリン)がファイザー社から販売される。この薬は2006年8月に米国で販売が開始され、これまでに世界60か国以上で承認され500万人の患者がこの薬剤を利用している。タバコに含まれるニコチンは脳内のニコチン性アセチルコリン受容体の部分作動薬であり、ニコチン受容体にニコチンが結合するとドパミンを放出、強い快感や報酬感をもたらす。これがニコチン依存の原因である。チャンピックス(バレニクリン)は、ニコチンの代りにニコチン受容体に結合することで、禁煙に伴う離脱症状やタバコへの切望感を軽減、またニコチン受容体を薬のチャンピックスが占領することで、タバコを再度吸っても満足感は得られず、禁煙を続けられ成功に導く。日本人は内服薬の効果を信じる傾向がありガムとかパッチには抵抗感が強い。今回の内服薬チャンピックスには期待が持てる。6月には処方出来る環境が整う。チャンピックスには0・5ミリ・グラム錠と1ミリ・グラム錠の2種類があり、投与期間は12週間で医師の処方が必要である。 余談ではあるがこの薬の販売を始めるにファイザー社は社是として次の4項目を発表した。
1.人々の健康に貢献する製薬企業の使命
2.社員とその家族の健康維持および受動喫煙の防止
3.社会の禁煙意識の高揚への賛同
4.チャンビックスを販売していく企業の姿勢を示す。
また今後の会社の方針として業務時間内の全社禁煙 さらには、禁煙決意した社員のサポートとして医療機関で禁煙治療を受けた社員に会社が治療費の一部補助を実施。具体的には今年の4月1日から10月31日までに禁煙治療を終了した社員に一律5,000円を支給する。
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