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かって結核は青壮年の死の病として最も恐れられた。今でも油断は出来ない。1年間に人口10万人当たり21名もが罹患している。欧米先進国の中で最も高い罹患率である。古くて新しい問題なのである。罹患後の1年以内に20人の中で1人が死亡する。致命率5%である。今も怖い感染症である。それも年毎に増えている。漫画喫茶(M)、カラオケ、ネットカフェ、パチンコなどの遊興施設やホームレス集団等の無防備集団に偶発的に発生する。しかも化学療法剤の効きにくい耐性菌の事も多い。バイオテロも心配される。1951年に制定された結核予防法もこのような状況に対応するために2005年に改正された。しかし直ぐにこの法律は廃止されて感染症法に統合された。この予防法が予防に偏り過ぎていたため、罹患率1万人に2.1人にも拘らず検診でみっかる患者は1万人に1人にすぎず費用対効果が低すぎたからである。予防に力を入れるより罹患した患者とその周囲の接触者をGメンさながらに徹底的に追跡し治療する方向に変わった。罹患者を徹底して治療し接触者には法的強制力を行使し追跡し発病するのを予防する。プライバシー保護法も免責される。要するに感染症への対応は世の中は1度に良くならなければ無意味なのである。患者を見つけ次第直ちに届け出なければならない。接触者の結核菌株をDNA識別し集団発生の有無を追跡する。ツ反での感染診断をするのはもう古い。血液培養でのQFT診断が使われる。1人から拡がるネット株、M株のDNA判定技術を駆使しての接触者のGメンの捜索が日夜続いている。
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