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先日書いた患者さんについての続編。つい最近、私の住む町では独居や老夫婦だけの世帯や認知症の高齢者をその周りの地域住民の皆さんで見守るネットを立ち上げ活動を始めている。在宅医療を続けて10年近くにもなる私のこの患者さんも一人暮らしで最近は認知症も出てきてこれから周囲の理解と見守りが必要になると考え包括支援センターに相談する事にした。患者さんの病気や生活ぶりに昨日の状況を説明し、今後の対応をお願いした。センターは直ぐに対応してくれ一日も置かずして経過報告をもらった。包括支援センター職員が患者さん宅に出向いて民生委員、地区公民館長それに隣近所の人達、件の駐在さんにも集まって貰い、本人を交えて話し合ったとの事。近所の人の話ではどんな様子かを見に覗くと必ず「上がらんな」と招き入れ、お茶にお菓子を出してくれる。ところが、途中で自分が誘った事をすっかり忘れて仕舞い、勝手に人が上がりこんでお茶を飲み、お菓子を取って食べていると騒ぐ事が度々と言う。それを聞き私は初めて患者さんの事を心配したあまりうっかり認知症の事を忘れてしまい本人の訴えを信じてしまっていた。そして駐在さんとお隣のご夫婦に迷惑を掛けてしまっている事に気付いた。しかし早とちりしてしまったが周りの方々が集まり認知症のことを知ってもらった上で今後の接し方や支援の方法を話し合ってもらえた事は非常に有意義だった。包括支援センターの方からはこれからは集まった皆で患者さんをしっかり見守って行きますとの返事を貰った。地域の人たちに認知症の事を知ってもらい支援をお願いする良い機会であった。主治医としての私の責任はいっそう重くなった気がしている。

 

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2008.02.29 07:32 |  診療  |  研究  |  その他(一般)  |  その他(医療関連)  |  でんさん  | 推薦数 : 0

アルツハイマー病研究

アルツハイマー病の原因についての新知見。

原因物質はアミロイドβ集合体のオリゴーマー

根拠

アルツハイマー病の脳には必ずしも定説であるアミロイドβの繊維化の老人班は無い。

アルツハイマー病に共通の特殊遺伝子変異を検出した。それを持っ人ではアミロイドβのオリゴーマが形成されやすいとの結果が得られた。その場合には老人班は出来ない。

そして、ラットの実験でオリゴーマーは神経伝達を阻害し記憶障害を起こす作用の有る事が判った。

展望

オリゴーマの簡便な検出法の開発で早期発見に繋がる。

 

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花粉症の存在が判ったのは昭和39年で、その後だんだん増えてきた。今や日本人の2割の人がスギ花粉症に罹る。花粉を大量に飛散させるのは樹齢30年を超えたスギ、ヒノキである。盛んに植林が行なわれ出してここ2~3年が丁度30年目に当たる。飛散は28日から急激に増えだした。例年なら飛散の始まりは2月の中頃から徐々に増えるが今年は2月末の気温が低く飛散が抑えられており3月になり気温が上昇して一勢に開花してまとまった飛散となる可能性がある。花粉自動計測器が登場して連続した花粉観測に風向きなどを考慮し刻々飛散予報が出来る様になった。携帯でも見れるので予防対策を充分に取る事が大切である。 

症状が出ると増える行動

 屋内で出来る趣味  65%

 読書          

 商業施設での買い物

控える行動

 花粉の多い所への旅行 70%

  ハイキング・つり      51%

 散歩             40%

 ゴルフ            12%

症状の悪影響

 気力・体力が衰える        51%

 気力が衰える            37%

旅行、ゴルフを控える人など外出を控える人が62%以上もいる。花粉症対策に使う金額の平均は5824円である。この金銭的負担のため消費活動を控え経済に悪影響が出る可能性もある。

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今は夜中の12時過ぎである。先ほど脳梗塞で危篤状態であったお年寄りを看取った。眠れそうも無いのでパソコンに向かっている。昨日、一人暮らしの老婦人の往診に出かけた。この方については以前このブログで紹介した。NHK大河ドラマの主人公「篤姫」が幼少を過ごした指宿・今和泉島津家の城跡に住んでいる。福島出身で言葉に会津なまりがある。ご主人は代々島津のお殿様に仕えた家来の子孫である。かって江戸時代は会津と薩摩の仇同士なのに、戦争前たまたま移住していた満州で知り合い結婚した。結婚の挨拶に鹿児島に行った時、舅は刀を腰に挿しており大変な所に来たと驚いたそうだ。ご主人は5人の子供を残し若くして亡くなった。その後は大変な苦労の連続、夏は近くの海水浴場で浮き輪やボート貸しの仕事をしたり病院での付添婦をして子供を育て上げた。今は指宿市内に住んでいる次男の嫁さんが毎日のように身の回りの世話に訪れてくれ、娘さん2人は鹿児島市から週末になると必ず一週間分の食材を持ってきて日毎に仕分けして冷蔵庫に準備してくれる。本人は大変気さくな人柄で話し相手の友人も多く毎日のごとく訪れ長時間話て帰る。穏やかな日はほぼ毎日、篤姫ブームで観光客が一杯訪れる近くの松林の続く海岸に出かけ海を眺めて過ごす。隣近所の人たちも常に気にかけ見守ってくれている。またお城跡に建っている小学校、保育園それに商業高校の児童生徒が朝夕家の前を行きかい声を掛けてくれる。それで何とか一人暮らしが出来ている。ところが最近になり隣の貸家に若い夫婦が移って来た。仕事は農業で近くの山手にある空いた農地を借りている。畑の多い田舎に移り住み家を借りるパターンは珍しい。私自身そのような時代になったのかと少し奇妙な気がしている。最初の頃こそ隣に若い夫婦が住んで居るのは心強い事だと非常に喜んでいた。私もそれは何よりだと賛同した。ところが昨日訪問した所、裏口、縁側など何処そこのに鍵をかけ玄関だけがあけてあった。如何したのか尋ねた所、隣の夫婦が空いた裏口や縁側から勝手に上がり込んでコタツにもぐりこみ2人で寝そべって過ごしたり、食べ物を勝手にあさって食べてはお茶まで沸かして飲み本人は隅に追いやられ居場所が無いと不安げに話す。家族や近所の人が心配して対策を考えて呉れてはいるらしい。私も少し責任を感じ相談するために帰り駐在所さんに寄った。既に家族からも相談があり訪問もして事情は知っていた。アドバイスもして呉れていた。私の物言いが悪かったのか町内で一番頼るべきお巡りさんなのにそっけない。すべき事はしている。それなのに家族に続いて変な医者が遣ってきて訳の分からない事を言っていると思ったようだ。自分も四六時中見守るわけにも行かない。「どうしてあのようなお年寄りを施設に入れないのか」と言う。私は「それは少し違う。あの方にとってこの場所は満州から引き上げて御主人と過ごし5人の子供を育てたかけがえの無い場所、今もみんなに見守られながら生きて居るのです。その安心の場所を掻き乱されそうで心配になり相談に来ました。兎に角お願いします。」とだけ言い置いて駐在所を後にした。

 

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2008.02.27 07:09 |  生活 / くらし  |  その他(一般)  |  でんさん  | 推薦数 : 0

死を学ぶ

朝日新聞 ” ひと ”

 松原泰道さん(100歳) より

(好きな句)

   良く見ればナズナ花咲く垣根かな  芭蕉

(言葉)

生涯現役 臨終定年 

心の受信装置を敏感にして置く 

人生は途中で終わる 日々ベストを尽くす 

人間の力の及ばない事は大いなるものに任せる 

今必要なもの 謙虚さ 

現代人は恐れを知らない 最近はおてんとう様より 内部告発が怖いのですから 

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2008.02.26 07:52 |  生活 / くらし  |  お金 / 株  |  その他(一般)  |  でんさん  | 推薦数 : 0

何のために働く 働く糧

日本経済新聞  ~働くニホンから~

死の床にある経営者達に人生を振り返ってもらったら家族や自分のためにもっと時間を使いたかった。決してもっと仕事をすればよかったと言う人は居なかった。経済学者のケインズは生きるために働く必要がなくなったとき人は人生の生きる目的を真剣に考えなければならなくなる。

働き甲斐 3500人のアンケートから

       自分の成長 46%

       達成感    43%

       賃金      31% は7位

生活のためにはお金は必要

しかし1番大切なものは金でも名声でもない

働く意味を見出せなければ幸せになれない

社会に足跡を残すことも価値がある

夫々の働く価値を自分で探すしかない。

 

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2008.02.25 06:26 |  趣味  |  その他(一般)  |  でんさん  | 推薦数 : 0

意識のプログラムを取り出す

脳組織の活動をスキャンしパタンをモデル化、それをコンピューターに移し代える。つまり脳の意識を作り出すプログラムをコンピューターにコピー目、耳、鼻、皮膚などの感覚器からの刺激をシミレートした信号をコンピューターにインプットするとコンピューターが目覚めて動き出す。そのような事が可能な時代が来る。意識は人間の脳には固定化されていない。脳組織の活動で生じた瞬間的事象であり流れがある。脳幹網様体の増幅機構や扁桃体など感情を司る古典的脳組織の修飾を受ける。そのままシュミレートするのは難しい。倫理的問題も絡む。SFの世界のように取られがちであるが欧米では科学として真剣に取組まれている。

意識の構成には「清明度」、「広がり」、「質的」の三つの要素が存在するが、このうち一般的に意識障害というと「清明度」の低下についてを指す。「広がり」の低下(意識の狭窄)は催眠であり、「質的」の変化(意識変容)はせん妄やもうろう等を指す。

人間の意識は静的な部分の配列によって成り立つものではなく、動的なイメージ観念が流れるように連なったものであるとする考え方がある。

脳幹網様体が種々のインパルスによって賦活され、それによって広範囲の大脳皮質(とくに連合野が賦活され、その結果覚醒水準が上昇する。

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冷え込んだ夜の明けた日曜日、対岸に櫻島の紫色の山肌が眼前にせまる海釣り公園まで出かけた。空はきりっと青く、海が緑色に凪ぎ遥か沖を行く連絡船がくっきり見える。兎に角ここから眺める櫻島はため息が出るほど雄大で美しい。鹿児島のシンボルであるこの桜島の南岳が篤姫ブームで賑わう2月3日に噴火した。他所からのお客さんへのもてなしにしては規模は大き過ぎた。新聞報道では南岳昭和火口は2回爆発、一時噴火は警戒レベル3、しかし6日に2回の爆発後は噴火はしておらずに、火山性地震、火山性微動とも小さく山体の膨張を示す地殻変動もない。20日には標高約800メートルにある火口の活動も沈静化。噴火警戒レベルは「入山規制」3から「火口周辺規制」2になった。そして立ち入り禁止範囲はこれまでと同様の火口から半径2キロの規制にしているとの事である。

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外科の有床診療所を開業して15年になる。最初の頃こそ腰椎麻酔で行なえる範囲の手術は遣っていたが段々と世の風潮が小手術といえど出血が少しでも有るようなリスクのあることを外科医一人に任すほど寛容ではなくなった。現在は外傷など止むを得ないとき以外の外科処置はしていない。そのような雰囲気の中でも外科の診療所を続けてこれたのは高齢になり足腰がよわり閉じこもりがちのお年寄りが増えて来たからである。診療所の待合は早朝から消炎鎮痛治療を受ける患者さんで一杯になった。そして風邪とか腹痛で急ぎの診察の人を長く待たせることもしばしばで、これを何とかしなければと考えていた所、医療デイケアの仕組みのあることを知った。これだと確信した。事業計画を立て、早速診療所の改築に取り掛かった。鉄筋2階建をエレベーター付3階建に改築することにした。入院患者さんを抱えながらの工事、特に既存のコンクリートを壊すハツリ作業は大変な難作業となった。丁度その改築中に阪神大震災が起こり建築基準法が変わり設計変更を余儀なくされる場面もあった。予算にも狂いが生じるなど試練が続いた。それに平行して先進事業所に職員研修に行かせたり、施設人員基準の理学療法士さんや正看護師さん達の確保など田舎ならではの苦労もあった。やっと準備を整えオープンしてみると幸い多くの利用者があり救われた。続けて行くうちにそれまで外来に毎日のように体のあちこちの不調を訴え日参していた患者さんたちが見違えるように元気になった。そして最初にデイケアを考えた人の偉大さを思い知ったものである。今でこそ通所サービスは介護保険制度の標準となっているが私の奮闘したのは介護保険制度の始まる4~5年前、今から12~13年前の話である。

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2008.02.23 08:02 |  診療  |  生活 / くらし  |  その他(医療関連)  |  でんさん  | 推薦数 : 0

♬春は名のみの~♬

 

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今年第2回目の花粉情報。鹿児島の4地区でのマークは杉1本で飛散としては僅少である。これは一旦は暖かくなったがそれも2日、その後は雨模様になり今日の夜から再び冬型の天気に逆戻りした。雪も散らつく所もある位だ。 ♬~春は名のみの風の寒さや~♬♬

http://www.mahoroba.ne.jp/~gonbe007/hog/shouka/soushunfu.html

早春賦の歌詞にあるように行きつ戻りつの春、暖かいと早合点し薄着で出かけると大変な目に合う。この時期厚着位が丁度良い。インフルエンザもまだまだ猛威を振るっている。風も強い。花粉症の人にはマスクが離せない。鼻アレルギーには通年性のものが30%もある。原因としては杉の花粉だけではない。色々な草木の花粉、カビ、犬猫のフケやダニもある。春は万物が活動を始める季節である。用心に越したことは無い。

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