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「高齢者が出来る限り住み慣れた地域で自立し社会参画しながらかつ尊厳を持って、安心して暮らしていける地域社会の実現」これは鹿児島県地域ケア体制整備構想の基本理念である。その実現のため医療費適正化と高齢化に対応した地域ケア体制の構築が平行して行なわれる必要があるとしている。医療費適正化については生活習慣病の予防と高齢者医療、慢性期医療を担って来た療養病床の無駄な部分の社会的入院の解消が課題と成っている。その受け皿として期待されるのがすでに崩壊して久しい古き良き時代の在宅医療にお呼びが掛かった。そして介護・福祉関係者に家族を中心に住民など地域が一体となって高齢者を支える地域ケア体制を作り上げる事がどうしても必要になる。とにかく住民を巻き込んだ意識改革が必要なのである。子は親を見るべき義務がある。その自覚を失わせたのは戦後の社会構造変化での若者の都会集中であり核家族化である。そしてそれに平行して行なわれてきた高齢者医療費の無料化、政府の場当たり的政策誘導による慢性期医療費の大判振る舞いや社会的入院の容認にある。田舎の両親が病気になり介護が必要になっても入院させておけば何の手立てもいらない状況が何処そこで見られた。これは経済発展の影の部分でもある。この状況を打破するには国民の意識改革がどうしても必要である。それしかない。ところが都会に出て行った団塊の子供達も既に還暦を迎え高齢になる。そして都会で子供を育てそこの住民になってしまっている。今後は都会の高齢化が問題になってくるのである。介護問題も田舎の親の介護問題のファーストステージから都会の団塊の世代の介護問題を如何するかのセカンドステージに移る。そこを考えておく必要がある。

 

クリニック横に咲いた李の花

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