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事例2 71歳 男性
脳出血後遺症(左片麻痺)、糖尿病。
平成18年3月左腎臓癌,肺転移が見つかるが,本人の希望で一切の治療をせず,自宅療養中。
*次の主治医意見書は,申請者のかかりつけ医が記載しました。A病院では入院や精密検査等を担ってもらっています。
1.傷病に関する意見
平成13年2月8日に突然の意識障害で脳出血を発症してA病院脳神経外科で血腫除去術を受け救命された。後遺症として重度の左片麻痺,右下肢の麻痺,構音障害が残った。糖尿病は食事療法をせず増悪,A病院に入院して食事療法,リハビリテーションを強化した。平成18年9月咳が遷延、胸部レントゲン撮影で転移性肺腫瘍が見つかりA病院に精査入院し左腎臓癌と肺転移を認めた。一切の治療を希望せず在宅で現状のサービス利用を希望し在宅生活を継続しているが今後の予後は悪い。
傷病名は平成18年左腎臓癌,肺転移,平成13年脳出血(左片麻痺),糖尿病があり,症状としては不安定な状態です。
○左片麻痺は重度であり,右下肢の麻痺もあり,日常生活において殆ど介助を要している。
○食事は右手のみで出来るが,傍らで介護者のサポートが必要,入浴は全介助,排泄はトイレに介助歩行で行くことがあるが,殆どはベッドサイドのポータブルトイレに介助で移動する。
○ベッドに腰掛けて食事をしていて,前方へ傾き,下肢の支えができずに頭から転落し,グラスで頭部外傷あり,以来,ガラス戸をアクリルに変更して危機管理を行っている。ADLは回復が困難であるが,構音障害はかなり改善し,コミニケーションは良好である。
*生活機能低下の直接の原因となっている傷病または特定疾病の経過及び投薬内容を含む治療内容から
*脳出血の発症から治療経過,糖尿病の治療状況がわかる。
*左腎臓癌の発見の経過,治療に対する本人の意向がわかる。
*左片麻痺から生じている生活機能の低下について,具体的に記載されている。
*日常の介護の状況や今後の身体状況の見通しや本人の希望する生活スタイルについて記載されている。
このように申請者の主治医が,日常の診療等から申請者の生活機能に関する情報をとらえて,平易な言葉で主治医意見書を記載することで,適正な審査判定や,介護支援専門員にとっては,医学的に留意すべき事項を踏まえた介護支援計画の立案ができ,その結果申請者の適正なサービスの利用に役立てられます。
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