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認知症の中核症状とは「記憶の障害」「見当識障害」判断力障害」「実行機能障害」などで殆ど100%に見られる必発の症状である。周辺症状とは「徘徊」「妄想」「攻撃的行動」「不潔行為」「異食」等に代表される症状ですべての認知症に共通して現れる訳ではなく約8割の人に見られる症状である。周辺症状は介護者を悩ませる行動としてこれまで問題行動や行動障害と呼んできました。しかし認知症の人は介護者を困らせようと不可解な行動を取っているわけではない。ただ介護者の視点からの言い方でその人の立場に立っていない。私達が色々な行動を起こす時はそれなりの原因や理由がある。認知症の人にも理由があるはずである。見当識、判断力など中核症状である認知機能が障害され、自分の置かれた状況が解らずに行動を起こしている。たとえば退職しているのに朝会社に行こうとする、行くという行動自体には障害は無い。会社に行くと言う理由、目的に判断が誤まっている。それ故に行動障害も適当な言葉ではない。
1996年国際老年精神医学会の「認知症の行動障害に関する国際会議」で検討がなされ「認知症の行動・心理症状Behavioral and Psychological Symptoms of Dementia BPSD と呼ぶことで合意されました。
わが国でも最近は行動として現れる行動症状、実際の会話の中で明らかになる心理症状を問題行動、行動障害の代りに「認知症の行動・心理症状」単に行動・心理症状と呼んでいる。

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