認知症で困るのは生活するうえで状況にふさわしい行動が取れないのを含めて他人とのコミュニケーションが取れずに不可解な行動をして人間関係が壊されて社会生活に支障が生じる事である。コミュニケーションにはT.P.Oに応じた判断能力と感情コントロールを必要とする。まさに認知能力そのものなのである。また記憶障害のために周りの人との思い出作りが出来ずに孤立してしまう。認知症の人は昔の思い出は思い出すが進行するに従いこれも失われていく。これまで生きてきたその人らしさも消えていく。それだからこそ少しでもその思い出が壊されない様になじみの場所、なじみの人との関わりが大切なのである。認知症対応の理念は人間の尊厳、つまりかってのその人らしさと人間として生きる権利である基本的人権を守ってあげることにある。残された能力をエンパワーすると同時に人として他の誰にも侵す事のできない自由と権利を擁護してあげるアドボカシーである。
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