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2007.10.15 05:30 |  診療  |  生活 / くらし  |  趣味  |  その他(一般)  |  その他(医療関連)  |  でんさん  | 推薦数 : 0

秋を見つける

  10月もすでに半ばと言うのに気温は高い。雨がなかなか降らず土もカラカラに乾き草木はしおれ生気がない。観賞用の花は人の手で水遣りが出来ているので何とか持ちこたえている。予定の何も無い休日なので昼から運動がてらフラワーパークに久しぶりの散歩に出かける事にした。昼食を済ませ準備をしている所にかかりつけの患者さんが具合が悪いので診て欲しいと家族から連絡が入った。隣町のだいぶ遠くに住む患者さんである。高齢で足も不自由な方なので連れて来る家族も大変かなと考えて往診する事にした。私が顔を出して安心したのか今まで家族も触れないほど痛んでいた足がけろりと良くなったと言う。恐らくこむら返りが頻回に襲っていたのであろう。私もほっとした。家族に再発した時の対処法を教え、薬を処方し明日改めて連れて来るよう家族に指示し患家を後にした。幸い患者さんはたいしたこともなかったので、ついでに、そこから山を越えればフラワーパークも遠くない。そちらを回ることにした。暑いあついで秋の気配すらない日々が続いている。しかしいつの間にか民家の庭先には柿が色づき、山の木々の間に真っ赤に熟れた烏瓜が垂れ下がっている。つたに鈴なりのあけびも薄く紫に変わっている。指宿スカイラインに入ると白いススキの穂が秋風に揺れ高原はすでに秋の風情で満ちている。開聞岳を正面にみながら池田湖畔をめぐり松林の間道を抜けてフラワーパークに着いた。日曜の午後の公園は閑散としていた。結婚式が有ったのか野外ステージではその後片付けに余念が無い。公園のあちこちには緑葉に鮮やかな赤のサルビアが目に付く。極楽鳥草も自慢げに美を競っている。八重咲きダリアの寄せ植えが花壇に落ち着きを見せている。ダリアが秋の花壇を飾る。新しい発見である。土手の石垣に素朴な野菊が咲き幼い日の秋の遠足を思い出した。一回りする間にしっとり下着ににじんだ汗が涼しい秋風にむしろ心地良い。満足して帰る頃には既に陽も開聞岳の頂に傾き、鳥達は森を目指して飛んでいた。

燃え立つ赤のサルビア  サルビアはサルボが語源。筒状の花弁の底に密が溜っていて蜂が入り込み、出られなくなる。それを助けるサーボ。

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