でんさん
More プロフィール

Search

Calendar

<< 2007/09 >>
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30

トップページ

Doctors Blog

ブログの購読

新着コメント

  • 一寸の物忘れで自信喪失。
    • Kennedy Hooper (05.30 00:08)
  • 連日の在宅医療。
    • Seth Mcneil (05.25 05:19)
    • Kris Boyle (05.25 01:47)
    • Maggie Weeks (05.24 16:37)
    • Rosalie Morrow (05.24 04:52)
    • Barton Vazquez (05.23 23:01)
    • Rufus England (05.23 09:43)
    • Francine Brady (05.22 23:40)
    • Reynaldo Leon (05.22 21:47)
  • My Opinion
    • Salvatore Richard (05.24 07:08)

新着トラックバック

2007.09.01 12:07 |  生活 / くらし  |  旅行 / 宿  |  その他(一般)  |  でんさん  | 推薦数 : 0

ひまわり

9月1日になり、ひまわりの絵が載った8月のページを外しほっとした。ひまわりの花には申し訳ないが、ある理由でひまわりの写真、絵、植栽までが我が家ではタブーなのである。たまたま気に入って飾ったカレンダーの8月の写真が選りに選ってひまわりであった。1か月の間、我慢すればよいと考え、見てみぬ振りを決め込んだ。しかし心の底では気になっていた。私達3人の兄弟は小さい頃から母にひまわりにまつわる悲しい話を聞きながら育った。特に私は母とずーつと一緒に生活し、私が結婚してからも同居してきている。一緒になった私の妻や私の子供達もその事を聞かされて私と同じ気持ちで過ごして来た。そしてなるべくひまわりに関係のある物は母の周りから遠ざけるようにしている。いまは母は自宅と庭続きの施設で離れて生活している。庭にはひまわりを植えないようにしている。母の居ない自宅にも今もひまわりの絵はない。悲しい話は60何年も前の事である。母は結婚して暫くは鹿児島で新婚生活を送り、大陸に憧れる父の情熱に負けて一緒に満州に渡った。そして奉天で初めての女の子を生んだ。慶子と名づけた。利発で元気な子で健やかに育つのを楽しみにしていた。3歳の夏、お祭の夜に大好きなおはぎを食べた。ところが夜中にお腹を痛がり吐いたり下したり大変な事になった。近くのお医者さんに見てもらいその当時恐れられていた疫痢との診断で薬をもらつた。なかなか治まらず点滴とてない時代、諦めるより仕方が無かった。その次の日暑い日中に息を引き取った。その年に限って庭には沢山のひまわりが咲いていた。満州に渡ってから初めての帰郷がお骨を納めるためであり慶子姉に取っては初めての日本海と関門海峡を越えての里帰りであった。父母は郷里での弔いをすませ再び奉天に戻った。その後、2人の男子と1人の女子をもうけた。それもつかの間、平穏な日は続かなかった。日本は戦争に突入、父は応召され昭和20年8月13日ソ連の満州侵攻で戦死した。一方母は兄、姉2人と生まれたばかりの私を抱えてソ連兵に追いかけられるように日本への逃避行が始まった。そして1年後に故郷になんとか帰還できたのである。しかし周りもそうであったように戦後の生活は悲惨なものであった。そんな生活の中で、母は無くした長女と過ごした幸せな日々を思い出し挫けてしまわない様に、また悲しい出来事を思い出さないようにかたくなにひまわりを避けてきた。私は小豆で作ったおこわや、おはぎが好きなのだが母は何時も食べ過ぎないように注意した。そんな気持ちを家族も慮ってひまわりを避けてきた。母と居る時間の長い妻は私よりも詳しく満州での話を知っている。いま母とは別々の家で生活しているがその気持ちは心のそこで続いて居るのである。

固定リンク

2007.09.01 08:10 |  診療  |  研究  |  医療制度 / 行政  |  その他(医療関連)  |  でんさん  | 推薦数 : 0

介護予防

介護予防事業・評価推進事業の1つ鬱・閉じこもり・認知症予防専門部会は平成18年度介護予防事業実態調査の結果取りまとめと総括を行なった。予防、診断、治療、ケアの過程の視点から①うつ・閉じこもり・認知症の有無をチェックする方法として何が妥当か検討中であるが取りあえず長谷川ト式スケール、MMSEなど既存の評価スケールを使い病的とわかった時点で早く医療機関の受診を勧める。②病的であればともかくそうでない場合、医学的にうつ・認知症の予防は難しい。生活不活発病・廃用症候群として栄養、口腔、運動器機能予防事業とともに取組むべきである。③特定高齢者・一般高齢者のうつ・閉じこもり・認知症を予防するサービスとして効果が有ったのは計算ドリル、リクレーション、回想法などで、教材プログラムを使うのが経済的である。その他、認知・記憶機能を高める音楽療法、回想法、アートセラピーなどが実践されていた。④介護認定の新規申請または介護サービスを受けている人の更新申請で非該当となった人の受け皿として支援事業は特に重要である。⑤今後の課題としてうつ・閉じこもり・認知症の早期の評価方法の開発が必要で参加者にとってより抵抗感の少ない物がよい。⑥本年度は県下全体を対象にうつ・閉じこもり・認知症の予防効果が上がっている実践事例を収集すると共に委員が直接訪問の上取り組み方法を分析、評価検証して新しい標準的プログラムメニューの開発を行なう。などを挙げている。認知症に関しては早期の気付きがその後の進行の具合と対応の手間に大きく係る。MCIの段階で拾い出し介護予防対象として支援すべきであろう。

固定リンク

2007.09.01 04:50 |  診療  |  生活 / くらし  |  趣味  |  その他(一般)  |  その他(医療関連)  |  でんさん  | 推薦数 : 0

草の精

夏の暑い日が続く。恵の夕立のあった後など野山や庭の草はビックリするほど伸びる。土も軟らかく湿り抜くのが簡単になる。庭の雑草がはびこると気になるのが人情。そんな時、私の外来には眩暈、肩こり、吐き気で診察に見えるお年寄りが増える。決まって、何かきつい仕事でもしたのじゃないのと聞いても「遊んでばかりで仕事なんかしてない」との返事が返ってくるが爪先に土が残り、小さい傷だらけの指で知れる。どうも庭の草取りは家の掃除と同じ単なる日常作業で仕事ではないのである。草取りをしたのじゃないかと聞くと当たり前のように頷く。私も庭で小さい花壇を作っている。時々草取りもする。前かがみにしゃがみこんで5分も経たない内に何かしら吐き気と眩暈がして来るのである。或る時など、もう少しで片付くと思い吐き気を我慢してそのまま続けていたところ具合が悪くなり、そのまま半日寝ていた事もあるぐらいだ。その経験から草には命があり精が宿っていてその叫びが体に乗り移るのではないかと思うようになった。患者さんの症状が同じなのである。それ以来患者さんには草取りは余り根をつめる事が無いよう「草には精があり恨みが肩にのしかかる。草も秋になれば自然と枯れるから生えても見てみぬ振りをして居れば良い」と指導している。今、南日本新聞に椋鳩十の小説「海上アルプス」が連載されている。その中で屋久杉の話が出てくる。屋久杉にも木の精が宿っていて夜、活躍する。その木の下で野宿する時は木の精の邪魔にならないように小さな円を描き、その内側だけお貸しくださいと円の外には出ませんと唱えごとをするのだそうである。、この手順を踏めば不思議な事は起こらないそうである。草の精の場合はどのような唱えごとが効果的なのか今、思案中である。

画像

固定リンク