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毎年6月になると住民健診が始まり、診療所の朝は目が回るほどの忙しさになる。他に社会保険の生活習慣病予防健診の指定施設も引き受けている。それに2年前からは乳がん健診にマンモグラフィーが取り入れられた。その指定施設にもなっている。特に生活習慣病健診の中の胸部X線撮影、X線胃透視それに乳がん検診のマンモグラフィーは医師か放射線技師が関らなければならない。放射線技師を確保できない医師一人のクリニックではてんやわんやの忙しさになる。通常診療、健診結果指導を中座してレントゲン室に走る事になる。息つく暇がない。待合、診察室周囲は順番を待つ人で満員になる。朝食抜きで健診に来て順番を待人の口からはしばしば遅いとの不満が聞こえる。こちらも気が気ではない。待っているみんなを無視して寝転がっているわけではないのにと心の中でつぶやきながらトイレも我慢してせつせと走り回る。最近は私のその様な姿をみて理解してくれる人も増えてはいる。昼の1時を過ぎてやっと終わる毎日である。昼からは在宅診療の定期往診に出かける。入院患者さんの診療も待っているし介護サービスにも関る。とにかく走り回る毎日である。住民のメタボ健診をしながら自分のメタボ退治になっているなど自嘲気味になっている。喜ぶべきかもしれない。これに地域の当番医が回ってきて48時間勤務になる日もある。診療所医師の仕事は勤務医より忙しい。スペアがいないので働き続けなければならない。もう止めてという訳に行かない。

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