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< 餅は餅屋に | メイン | 本当は使命感を持つた医師の不足 >

平成19年5月18日第49回鹿児島県公衆衛生学会が県医師会館大ホールで県の保健医療福祉環境部を中心に県下各地域保健所の関係者200人余りが参加して行われた。演題数16でその中の優秀な2つの演題を10月に愛媛県で開かれる日本公衆衛生総会に出す事になつて居る。私はその選考審査員として出席した。演題は歯科保健・保健活動、成人保健・精神保健、感染症・医動物そして環境衛生に分けて発表された。フッ化物洗口の虫歯予防、災害時の精神障害者、難病患者、高齢者など介護見守りが必要な災害時要援護者の緊急避難体制のあり方、保健所におけるエイズ相談、検査の有り方、うつ予防、自殺対策の取り組み、奄美大島を中心にしたリケッチア病原体の検索、焼却炉ダイオキシン排出規制の効果の検証、鹿児島湾の溶存態COD濃度上昇要因考察、妊婦の健康管理など多岐に渡っていた。今年の特徴としては昨年生じた県北部豪雨災害に際し身体的精神的弱者の避難状況調査から避難対策のあり方を考察する研究が目立った事である。蔓延の危惧されているエイズ対策では平成17年度から保健所でHIV即日検査が導入されたがいまだに利用する人が少ない現状からその啓蒙とプライバシーを尊重する遣り方を考察した発表があった。また高齢者の鬱、閉じこもりなどにたいして運動療法を取り入れた介護予防に関する演題もあった。現在の公衆衛生の課題は新型インフルエンザなど感染症、地球規模の環境汚染、鬱など精神障害からの自殺などの予防対策で根気の要る対人援助を考えたフィールドワークが必要であり、環境汚染などは緻密なデータ収集と分析が必要である。皆さんの努力に頭が下がる思いであった。

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