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< 医療保険の概念をかえるメタボリック症候群... | メイン | 4年前の原稿ー介護保険 >
私は本来は心臓血管外科医である。今はまるっきり関係のない田舎で家庭医をしている。特に住民と一緒に病気と生活を一体として観る医療介護にどっぷり漬かっている。商品のように病気を診ると言うより私を信じて来院する患者さんの中の病気を一緒になって治す気持ちで手助けしている。いわゆる家族としてである。医学は進んだといっても人間の自然治癒力の一部を補助するに過ぎない。心が大切である。若い頃第1戦で心臓血管手術をしていた。その頃は最前線の華やかな手術をしていると自負していたがそのうち針も架からないぼろぼろの血管に悪戦苦闘している自分が虚しくなった。錯覚であった。ぼろぼろにならないようにする事こそが治療であると思うように変わった。捨てがたかったメスをすて故郷に帰って開業した。高血圧や、骨粗しょう症からの痛みなど極ありふれた病気を見ながら肥満、、高脂血症、糖尿病などの生活習慣病に目をむけ、地区での健康教室で出前の講演をしたり市役所の産業医を引き受け禁煙を呼びかけ早くからの分煙化にこぎつけた。そのとき驚いたのは分煙化を進めるとき職員たちが話し合って決めた喫煙室に市役所の医務室もその対象の1つになったことである。当時タバコに対する一般認識はそれだけのものであった。成果は目に見えないが老人保健法の住民健診、事業所産業保健の生活習慣病健診を受託しこつこつと14年間やって来た。殆どの外来患者さんに来院時は血圧と体重を測定している。嫌がられても体重に関しての話をし食餌の注意をして来た。いま健康21で食事と運動が盛んに言われ医療改革で増え続ける国民医療費を減らす医療施策の1丁目1番地のメタボリック症候群を減らすために来年4月から義務化される特定健診、特定保健指導である。健康保険の保険者や国保の市町村は徹底して健診の受診率を上げないと医療保険財政、しいては全体の財政の死活問題となる。それゆえこの大改革は津々浦々まで浸透するのは確実である。メタボリック症候群を減らす肥満対策それに尽きる。適切な食事と運動、この簡単な誰でも出来る事が国を救うのである。私の続けてきた事が認められた気がする。

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