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2007.04.06 16:41 |  診療  |  仕事 / 職場  |  生活 / くらし  |  趣味  |  その他(一般)  |  その他(医療関連)  |  でんさん  | 推薦数 : 1

 若葉の頃。

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縁起の良いことに、新築中のお寺の上棟式の準備中に行き会った。春です。

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鮮やかな黄色い花びらが人目を惹くイぺー。今年も出会えた。

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日本の田舎の何処にでもある風景。桜の花が満開。桜の下には金魚草が仲間入り。一年に一度っ切りの出会い。

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季節のペインターが垣根のつつじを紅白に変えて行く。 

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患家の庭に桜が見事に咲いていた。

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栗の木の若葉の間に去年の栗実が威容を誇っていた。

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私は委託の検死医を引き受けている。正規の険死医が別にいてその医師が都合が付かない時に依頼が来る。呼ばれるのは自分に関係している患者さんの時は勿論だが、休日や早朝のことが多い。もう10年ぐらい前の事になる。2月の冷たい早朝に電話があった。中学生が自宅の勉強部屋の鴨居にロープを掛け首を吊って死んでいるので検死に来てくれとの依頼で有った。警察の車で現場まで行った。場所は私が卒業した中学校運動場のすぐ横で細い道を隔てた家であった。昔はのんびりしていて車の行き来など何も無い野道である。皆で昼食後などその道に出て走り回って遊んだ思い出が有る。車はその細い道をやっと通り抜け目当ての家の狭い門口に停車した。車から身を細くしてやっとの事で降り玄関から事件のあった部屋に入った。既に息子の一大事を見つけた父親が慌ててロープを切ったらしく、すでに鴨居から降ろされ畳の上に寝かされその周りを検死の係官数人が少年を取り囲んでいた。部屋はきちんと整理されその当時では珍しいパソコンも置いてあった。生徒は学校では成績も良く普段と変わらず深夜まで勉強していたとの事であった。入試も近かったので悩んでいたのだろうか。悲惨な状況に部屋の冷たさも手伝い心の凍る思いで一通りの検死を済ませた。家族にお悔やみと検死の結果の説明をすませ、何かに押しつぶされた気持ちで玄関を出た。何も考えられず警官にいわれるままに門に停めてある車に乗るために一坦道路に出た。その瞬間、白い乗用車が目の前を凄いスピードで走りぬけた。殆ど私と車の間に隙間が無かった。風が顔を吹き抜けて我に返った。私はすんでの事で車に轢かれてしまう所であった。まさかこのような細い道を猛スピードで走り抜ける車が有ろう事など考えても居なかった。警察官の誘導でもあったし安心しきってもいた。現在その家は取り壊され新しい家が建っている。この時以来私は警察に呼ばれて行っても気を引き締め自分で十分注意している。

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