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2007.02.21 07:46 |  診療  |  その他(一般)  |  その他(医療関連)  |  でんさん  | 推薦数 : 0

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やっと午前の診療を終え、やれやれとの思いで食事を始めた途端に、急患の知らせがあった。1週間前、顔面ヘルペスで来院したが、ここ3日位治療に来ていない患者さんの家族からであった。食事中に意識を失って倒れたので、何はさておき救急車を呼んでそちらに運ぶので診て欲しいとの電話だった。何が起きたのだろうか、これまでの処置を思い返してみた。3日前に来診した時、痛くて夜眠れないといっていた。そして痛み止めを追加した。少し説明不足だったのかもしれない。その後は鎮痛処置と皮膚のただれの手当にも来ていない。血圧も高い人なので脳出血か、ヘルペス脳炎に移行したのかもしれない等、色々考えた。風邪や胃腸炎が流行っており他の外来患者さんの診察に取り紛れて、すっかり疎かになっていたのを反省した。救急車からおろされた患者さんは少しぼんやりして健忘は残っているが意識は有る。血糖も正常、血圧、呼吸、酸素飽和度などのバイタルサインに異常は無い。家族の話ではバタッと倒れ嘔吐をしたというので頭のCT検査をそたが異常は無い。口の中を覗くと舌を咬んだ跡がある。痙攣を起こしたらしい。家族にそのときの様子を聞きなおしたところ、体をこわばらせ意識を無くした後、全身が青ざめ冷たくなったという。癲癇発作である。原因の見当が付かないし又起こす可能性も有るので神経内科の有る専門病院にお願いするよう手配し病院車で搬送した。紹介先のドクターから後で報告があった。脳血管系には異常は無いが脳波でスパイクが多発しており癲癇と考えるが原因は、おそらくヘルペスとして私が処方したソビラックスを飲んではいたが痛みが治まらず心配して3日まえに別の皮膚科にも行き、そこで処方されたバルトレックスも一緒にのんだと家族が言っている。先生にはそのことは隠していた様だ。ゾビラックスの過剰による薬物性癲癇を起こしたと考えらるとの事。救急車で搬入された時、顔面のヘルペス性皮膚炎はすっかり治まっていた。私の治療で良くなったとその時は信じただけにショックであった。もっともっと患者さん一人ひとりの心に寄り添いながら診療したいがなかなか余裕が無い。

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