入院患者さんに寝たっきりの方がいる。一点を見つめたまま話しかけても視線も動かさない。言葉も出さない。私が病室を訪れて目を合わせてむかしの流行歌を歌うと視線を私に向けて口元が緩み、何かを訴えるしぐさを見せる。グループホームや通所サービスでは歌ったり、歌ををベースにして進めるゲームが日課として取り入れられ効果をあげている。季節、時間、場所、人の認識や言葉の記憶を忘れている認知症の酷い方でも歌を使ってコミュニケーションが出来るような気がしている。単純な言葉と違いリズム、メロディーのある音楽は記憶のメカニズムが違うと思われる。音楽は2重3重の複雑なプロセスを踏む為とも思われる。錠前と鍵に例えれば意味言語は個別の合鍵であり、歌はマスターキーみたいなものかもしれない。
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外国の格言だそうだ。歌手の湯原昌明は当時人気タレントの一回りも年の違う荒木由美子と結婚した。荒木由美子は芸能活動を引退した。しかし甘い新婚生活の代わりに訪れたのは、激動の日々だった。義母が結婚二週間後に病に倒れその後20年間介護した。その経験をまとめた著書「覚悟の介護」で“湯原の母と血はつながっていないけれど、一人の女性として人間としてすべての姿をみせてもらった気がする”と書いている。新婚旅行にも連れて行けなかった妻思いの湯原は母が亡くなってから彼女を改めて新婚旅行に連れて行った。同じ時間を共有しようと一緒にに習字を習っているそうだ。そして座右の銘として自分達で書いたものを夫々大切にしている。湯原のそれは錆付くよりも擦り切れたほうが良い。荒木のそれは槿花一朝の夢。お互いに母の介護を通じて紡ぎあげた素晴らしい人間愛、夫婦愛の賛歌である。
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縁:感謝の気持ち。相手の気持ちになる。
原因ー結果 それを結びつける縁 気配りや感謝を抜くわけに行かない。
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カロリンスカ研究所(スエーデン)が75歳以上の776人を6年間に渡り追跡し次の結論を得た。 日常的に
①体を動かす
②頭を使う
③社会参加する
認知症になる率が低い。
農業はこの3要素を満たす。
農作業ー 適度な運動
作物栽培の方法を考えるー頭を使う
作物の交換、話題、交流ー社会参加
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