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ミュージカル映画ウエストサイド物語を封切時に観たのはかれこれ40年以上も前になる。今日の夕方から、テレビで放映があり懐かしくて家族を誘いみんなで観た。この映画はアメリカ国内の人種対立や移民問題という社会的テーマを扱ったシビアーな舞台上演のミュージカルを映画化したものである。歌って踊って最後は悲劇で終わる。映画史に残る傑作として今でも多くの人に愛されている。何よりも音楽が素晴らしい。「サムシング・カミング」「マリア」「トゥナイト」「アメリカ」「サムウェア」など名曲ぞろいで、それぞれの歌がストーリーに沿って流れ曲を聴けば映画の場面が頭に浮かぶ。来日してフアンを沸かせたジョージ・チャキリスは別格としてもナタリー・ウッドとリチャード・ベイマーの演じる純粋な愛にまだ高校生の私には凄烈ささえ感じてそのシーンが忘れられなくなってしまっていた。中学生のとき観たという家内はあらすじの細かいところまですべて狂いなく覚えていた。あの頃は娯楽も少なく一番の楽しみが映画で、学期末試験が終わったその足でなけなしのお金を握り締め映画館に行った。終わって映画館を出るときはまるで映画の主人公になった気分で町を歩いて帰ったのを今でも覚えている。最近は、この映画のような感動する映画に出会わないのが残念である。

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