北海道佐呂間町で竜巻によって沢山の犠牲者が出てしまった。私も竜巻では怖い目に会った。私が開業した平成5年8月に鹿児島は大水害に見舞われた。8・6水害である。その傷もいえぬ9月今度は風速計が壊れて測れなくなったほどの強い台風13号が九州南端のわが町を直撃した。新築の診療所も各箇所で壊れた。4月に開院、患者さんも少しづつ増えて来て経営がやっと軌道に乗りそうな時であった。建物は開業当初と言うことで必要ぎりぎりの規模から始めていたので、リネン室や従業員更衣室は木造の離れを別に建てていた。台風の来た日の朝は、そんなに風も強くなかったので診療所は開けていた。昼過ぎになり急に外が荒れ出した。数日前に務めだした若い看護師さんの父親が心配して連れに来た。そして私に帰宅を申し出た。テレビはもうすぐ薩摩半島に上陸すると告げていた。更衣室は外の離れた家屋、着替えに強風の中をくぐって行かなければならない。私はこの強風の中を帰宅するのは非常に危険だからと制止した。そして診療所2階に上がり外の更衣室の建物の見える窓から風の様子を見ていた。風はますます強くなり、雨が強風に煽られ水しぶきを上げ、次の瞬間には建物が宙に浮き舞い上がりあっという間に目の前から消えた。そして後には土台だけが残った。その後も長時間にわたり暴雨風雨が吹き荒れ外にも出れなかった。やっと翌朝、風が治まり、飛ばされた家が診療所の北隣の木立の中にあるのを発見した。寝具やロッカーを中に入れたままつぶれて一塊りになって飛んでいた。もしあの時、看護師さんが帰宅のために更衣室に行っていたら建物もろとも吹き飛ばされていただろう。今思うだけでも総毛が立つ。そことは反対側の診療所駐車場には隣家の大きな車庫が根こそぎ吸い上げられ落下して留めてあった車数台がペシャンコになっていた。おそらく台風下に竜巻が発生したのだろう。少しはなれたところでは高圧線の鉄塔が倒壊したため停電が3日続いた。おかげで診療所は開店休業の状態になり、病棟に電気も付かず、お皿に菜種油を入れたランプで凌いだ。まさに鉄筋コンクリートのガラス張りの中で身近に竜巻を体験した。
久しぶりの雨、踏み切り前の食堂の上に虹が
(画面右の電柱の左側に薄く左に弧を描いている)

虹が見えにくいと思います。下の虹を参考にしてください。
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