来年、平成19年7月28日、29日の2日間
第20回全国有床診療所連絡協議会が鹿児島県有
床診療所連絡協議会と県医師会の担当で鹿児島市
で開かれる。有床診療所がこれまで地域医療に果
たして来た役割、今日現在も提供している医療を
考えるとその存在意義は大きい。昭和63年に発
足した全国有床診療所協議会は①有床診療所が4
8時間を越えて入院させられない医療法13条の
48時間問題に、②有床診療所入院基本料の病院
との格差の2つの問題を中心に置いて活動して来
た。そして日本医師会も平成14年度に「有床診
療所プロジェクト委員会」を設置して側面から支
えて来た。その結果、平成18年度6月に成立し
た医療改革関連法では48時間条項は廃止された
。しかし入院基本料の病院と診療所間の格差は改
善されていない。医療技術の向上、患者の医療ニ
ーズの高まり等必要に迫られ、決められた基準以
上の医師、看護師を配置しているにも拘らずその
コストは評価されず入院基本料は依然と低いまま
据え置かれている。平成10年4月には有床診療
所も療養病床をもてて経営上はいくらか楽にはな
っていたが7年も経ずして療養病床の医療区分別
報酬の設定、介護病床の数年後の廃止、医療病床
の削減が決まった。病院は勿論、有床診療所にと
っても大打撃である。現在、有床診療所には2万
3千床の療養病床がある。有床診療所に多いと考
えられる療養病床区分1の包括報酬は非常に低額
で、実際の人件費を含めた必要コストを大幅に下
回っており、今のまま維持して行くのは難しい。
有床診療所はここ25年間で3万施設から半分以
下に減り、最近は年間1000施設も減少し現在
の総数は1万3千施設である。国は介護病床の廃
止、療養病床の削減で生まれる患者を在宅や老人
保健施設や有料老人ホームに移行するとしている
。それを支えるのに最適な施設こそが地域に根付
き小回りの効く有床診療所の筈である。その有床
診療所が減ってしまうことは地域医療の崩壊を意
味している。そこで日本医師会は有床診療所の減
少を食い止め、パワーアップを図る為に有床診療
所プロジェクト委員会を常設委員会にした。最後
になりますが内科医会会員の皆さんに置かれまし
は大会開催に御協力して下さいます様お願い致し
ます。
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