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平成18年度鹿児島救急医学会がまさに9月9日救急の日に県医師会館で開かれた。今年のトピックスはなんと言っても今年4月9日に佐多岬沖で起きた高速船トッピー海難事故。思わぬ重症を含む多数の負傷者が出たのも拘わらず1人の死者も出なった。船が沈没したらどうなっていたかを思うと不幸中の幸い。陸地から遠いはるか海の上で起こったために情報が錯綜した。結果的には指宿消防と指宿医師会がイニシアティブを取ったが、事故発生から救助までの5時間と経過が長い。その間に自然発生的な救護対応の組織ができて行ったようだ。この日初めて知ったが海上保安庁は船会社からの事故発生の118番通報を受け、早速ヘリコプターで2人の潜水救護隊員を急行させた。隊員はその時点では2~3人の負傷者を想定していた。高速船に降下乗船し応急処置を始めている。余りにも大きな人身事故に驚きその後の対応に戸惑ったのかもしれない。本部に状況は報告していたようだが、いち早く情報を他のルートからキャッチし救護班を作り待機している指宿の港には、最初から最後まで海上保安庁からの直接の報告はなかった。丁度乗り合わせていた医師からの携帯電話で正確な情報を得たと言うのが真相である。シンポジュウムでは最初に現場に急行した海上保安庁の隊員が熱心に当時の対応を説明した。その後の責任者の話はテーマからかけ離れた話で、情報の錯綜、発生から救助までの時間の掛かりすぎを納得させる説明は無かったし県の危機管理官の話の内容は抽象的で人命救助対応の検証でもなかった。

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