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  今日は平日の輪番日。すでに季節は秋、日暮れも早くなった。薄暗くなったころ少し離れた町の救急隊から電話。開聞岳に登り下山中に転んで後頭部を怪我したが男性を搬送する。意識はしつかりしているとの連絡。救急車でも30分は掛かる道のり。その間にもドアで指を挟んだ3歳の女の子が顔面蒼白の母親に連れられて来院、かすり傷程度で腫れてもいない。当の本人は病院に来たのが珍しいらしく歌を歌ってはしゃいでいる。、たいしたことは無いですの一言で母親は落ち着いた。次は昨日からお腹が痛く悪心嘔吐が続いている二十歳の女性、同棲中の恋人に抱えられて来院した。副甲状腺機能低下症で治療中との事。そう言えばテタニーを起こして居る。早速カルシウム入りの輸液を点滴したら程無く良くなった。恋人は検査治療の間中も心配そうに離れようとしない。微笑ましさに一寸とジェラシイ。そうこうしている内に救急車が到着した。頭に三角巾を巻き靴底は抜けてズボンはあちこち破れ服を血だらけにした中年男性。隊員よりも先に救急車から降りてきた。いたって元気でこちらもホッとする。聞くと東京の町田市からの一人旅で開聞岳に単独登山。ここの職員にも町田出身の職員がいると話したら安心した様子。開聞岳の麓にレンタカーを置き登山し降りる途中、靴が引っかかり転んで岩で頭を打った。持っていたバッグは谷底に落ちていった。後頭部から血が噴出し30分ぐらい自分で圧迫止血、降りる頃には辺りは真っ暗、民家に辿り着き助けを求め救急車を呼んで貰ったらしい。傷を縫ってる間もじもじしている。失くしたバッグには車の鍵が入って居る。レンタカー会社は鹿児島市内で遠いしお金は車の中でどうしようもないと治療はそっちのけの雰囲気。こちらまで心配になって来た。JRで合鍵を鹿児島まで借りにいくには時間も遅いしまず血だらけでは不審がられるので汽車にも乗れない。汽車での車掌に預けてもらい最寄の駅に取りに行く方法も考え、レンタカー会社がJRni交渉してくれたが無理との返事。こちらが出来るのはズボンの替えを上げるぐらいである。結局レンタカー会社の人が指宿まで来てくれることで解決した。聞くとアメリカンフットボールを遣っていたとの事でこれぐらいの事は慣れているとケロッとしていた。明け方になり腰痛で運ばれたご婦人、心臓病の治療を他所の病院で受けているとのことで付いて来たご主人が内臓からの痛み酷く心配している。MRI検査でヘルニアが判明。入院してもらった。朝早くからゴルフする為にホテルに宿泊、気が昂ぶっていたのだろう階段から転んで頭を打撲した御婦人、前の患者さんと年齢が同じ今日は厄日だ。CT検査で出血なし。途端に元気が出てゴルフに行けますかとのたまう。今日ぐらいは安静して下さいと嗜めた。すでに外来には午前中の診察を患者さんが並んで待っていた。

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