今朝の南日本新聞記事 私が投稿した作品が選ばれました。「ンダモシタン」は鹿児島弁で「あらあらまーどうしましょう。」の意味です。直訳ではあらあらそんな事、私は知りませんです。新聞コラムの表題に使われています。

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外来診察室に杖で体を支えて脚を引きずり泣きべそを掻きながら両膝変形性関節症の老婦人が入って来た。きつそうに椅子に掛け「先生、これからも薬と注射は続けてくれますか」と尋ねる。私は意外な質問に「続けられます。急に如何したの」と逆に聴いた。老婦人は「足はまだ痛いし歩くのもやっとなのに、理学療法士のリハビリがもう出来ないと言われました。これまでは何年もリハビリをして何も言われなかった。ひょっとしたら外来の関節注射も薬も貰えないのではないかと心配で」と顔を曇らせている。私は「今年の4月の医療保険の診療報酬改定で、膝の場合の理学療法士のリハビリは150日しか出来なくなったがあなたの場合はこれから温熱療法やマッサージ、電気治療も続けられるし理学療法士もこれまで通り診てくれますよ。また負担金がむしろ安くなります。」と答えて上げてやっと患者さんの心配そうな顔が晴れた。理学療法室で患者さんに今度の改正の話を説明しても難しくて分からないらしくなかなか納得してくれない。これまで医療保険では療養担当規則でも誰でもが納得している常識的な薬、治療手段の選択に多少の制限はある。そして患者さんの信頼と医師の性善説のもと主治医の裁量で行われても問題は無い。貧すれば鈍す。良質な医療提供を謳いながら一方では医療財政ばかりに気をとられ、患者さん自信が効果があると希望して続けているリハビリ治療を、なにもかもひっくるめて一律に期間を設けてそれを超えたら中止させる今度の改定は非人間的である。厚労省は介護保険との絡みもあり、一応の機能維持が得られたら医療保険で漫然と続けるではなく予防介護に移行すれば良いとの考えで改定したであろう。そのことを国民には周知させ無いばかりか4月施行前ぎりぎりに通達を出す遅速なやり方は頂けない。白紙に戻し、医療保険と介護保険の関係を時間を懸けて国民に説明してから出直す必要がある。
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