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今から45年位前の外国文献に日本人の死亡原因の第1位であった脳卒中は統計上世界各国比較で最悪で日本の医師資質を疑うと考察にあったのに憤慨した九州大学第二内科教授が1961年に米国NIHから当初8千万円近くの助成金を貰い始めたのが久山町研究。人口7800人と変動が少なく年齢分布,職業構成が日本の平均と同じな福岡市に隣接する久山町に目をつけた。ここの市長さんを初め住民が協力的で理解を示してくれて研究が始まった。現在も九州大学、町自体の予算で継続されている。40歳以上を対象としたコホート研究である。追跡率99%、死亡剖検率90%以上である。飯田教授の指揮で第4期集団疫学調査が進行中である。そこで得られた胃癌の発症要因。性差としては男性。ピロリ菌陽性。耐糖能異常Ⅱ型糖尿病。食塩摂取10g以上。喫煙と併存する胃粘膜層内ピロリ菌の陽性。萎縮性胃炎とピロリ菌陽性。以上の要因は性差に関しては女性ホルモンのがん発症抑制。ピロリ菌に関しての動物実験によるピロリ菌を使った胃癌形成モデル成功。Ⅱ型糖尿病での高インシュリン血症が細胞増殖を促進して糖代謝異常によりハイパーオキサイド発生で遺伝子が障害されて細胞変異が生じる。ほかに分かった事は血中コレステロールが低いことがリスクを高くしているとの結果も得られている。痴呆と耐糖能異常との相関も分かっている。他に久山町研究として将来のオーダーメード医療を目指した生活習慣病の遺伝因子の解明が大々的に行われている。 |
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