8月は鎮魂の月。小泉首相の公約遂行で例年に比べ靖国の文字がマスメディアに踊った。9月の自民党総裁選での争点にもなっている。うやむやな世論にけじめを付けるのには格好の材料を提供した。夫々持論はあると思う。何気なく開いた新聞の読者のページをみて気になったことを書いてみる。戦後派の人の投稿にGHQ主導極東裁判の判決で処刑されたA級戦犯とアジアの国々に送り出された兵隊を同一視した上で英霊として靖国神社に祀るべきでないとの意見を書いていた。一般の兵までアジアの侵略者と決め付けている。兵は自ら進んで赴いたのではない。国民の自由選挙で選ばれたわけでもない軍国体制のもとにマインドコントロールされ、誰一人抗えない状態にある中で赤紙1枚で召集された。そして輸送船に乗せられ南海の海に放り出されたのである。その人々とその家族の悔しさに思いを馳せもせず、間違った歴史認識をもって投稿している。外地での兵の死者の7割が飢餓死である。高校生のとき大岡昇平の体験から描いたノンフィクション小説「野火」を読んだ。その中に飢えの為に人肉を食べ生き残る場面が出てくる。軍部の起こした戦争が国民に悲惨極まりない労苦を与えたのである。それを理解せず戦争を美化しようとしている人々が居るが今の平和はその様な犠牲で得られたものではない。民主主義思想および人間の良心の国際的な広がりのお陰である。国は8月15日に戦没者慰霊祭を行っている。なにも戦争犠牲者を神格化して靖国神社に祀る必要はないと思う。
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昨日は昼から忙しかった。まず産業医研修会これにはズーッと前から申し込んであつたし資格継続の為には単位も取って置かなければならない。禁煙クリニックを7月から始めたているが要領が今一つテーマが『禁煙指導クリニックの実際』なので聞き逃せない。ところがたまたま同じ時間帯に見逃せない高校野球の鹿児島工業と早稲田実業の準決勝と重なった。そして夜8時からは錦江湾サマーナイト花火大会まである。午前中の診療をそこそこに早めに昼食をとった。買い物に行きたいと言う帰省中の娘も一緒に家内の運転の車に乗り込む。土曜日なので道路は少し混んでいる。ぎりぎりに間に合った。鹿児島に着く頃ラジオで鹿工と早実戦が始まった。榎下でなく下茂が先発しボールのコントロールが今一つ、1回表でいきなり3ラン・ホームランを打たれてしまっていた。後を聞きたかったが研修会の始まる時間になってしまった。後ろ髪を引かれる思いで車を降り会場に入った。最初労働基準局の人の労働安全衛生法の4月改正点の講義、つい先日地域産業保健センター運営委員会で聞いた長時間労働の健康障害の話で、何時もは退屈な範囲であるが今度はすいすい頭に入った。講演会場のロビーには受講者の気持ちを考えてテレビが置いてあった。休憩時間には野球観戦で一杯になった。やはり1点も取れていない。すっかり諦めができ、その後は講義に集中出来た。6時30分に終了したが外はまだ明るい。夕食を摂りながらの花火大会を楽しむつもりだったので家内に連絡連れに来て貰った。去年はまさか花火大会があるとも知らず軽食を取ろうと何気なしに城山観光ホテルのスカイラウンジに入り席に着いた。何時もとは違いその日のメニューはコースだけのとの事、夕食にしては豪華過ぎる。しかし席を立つわけにも行かない。軽そうなコースを注文してた。しばらくして室内の照明が落とされた。どうしたのだろうと見回していると眼下の錦江湾に花火が盛んに上がり出した。そのとき初めてその日が花火大会の日と知った。高くついた食事になったが思わぬ幸運にめぐり会えた。今年もそのつもりで城山に向かった。街は混雑し車はのろのろ。やっとホテル周辺に着いたが去年と様子が違う。至る所に従業員が絵葉書を手に掲げて車を止める。そして予約客かどうか尋ねている。そうでない客は入れてくれない。諦めて山を降り、街に出て食事のできる場所を探したが混雑を極めている。そのうち周りが暗くなり花火の音が鳴り出した。こうなると車での花火見学を決め込んだ。車の流れに従い花火の見える方へ車を向けた。何処を走っているかは定かでないが車の列はいつしか湾岸通りに出た。沿道は花火客が行き交い、駐車中の車両も多い。交通整理のお巡りさんも寛大だ。先に先に花火に見とれながら付いて行くうちに、頭上に花火が見えるようになった。後の車に押される形で前へ前へ進むしかない。ついに袋小路のような場所に追い込まれてしまった。よく見ると魚市場の駐車場である。仕方がないのでそこで車の中からの花火見学。しかし帰りが心配なほどの混雑ぶり。気が気でない。隙間が出来るとみるや車を移動帰り道を探した。私は花火をちらちら見ながら車を誘導をする役目、見物客は間をすり抜けるし子供達も祭り気分で走り回り気が許せない。花火に釣られて大変な場所に迷い込んだ。やっと雑踏を抜け出した時にはすっかり疲れていたし、お腹も空き切っていたので、花火大会は続いていたが郊外のレストランに入った。だれやめに焼酎を飲みやっと一息。帰りの車の助手席ですっかり寝込んでしまい気が付くと自宅の駐車場。忘れられない花火の夜になったがあの混雑の中で黙々と運転して抜け出せる我慢強い家内に改めて感服。頭が上がらなくなった。
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