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鈴虫の脱皮。

介護保険認定審査会での一こま。夜7時に開始、ぶっ続けで事例数31件の審査。2時間近くをかけ審査員も少しばて気味、合議体長の私も声も嗄れてきた。終り近くに特定疾患の脳梗塞の50歳代第2号被保険者の事例。左半身麻痺があり主に車椅子で移動している。短下肢装具をつけて室内なら手摺りに掴まり100メートルは歩ける。一次判定、二次判定も要介護1相当と判定し介護予防給付か介護給付かの振り分け審査に進んだ。高齢者の認知症自立度は調査員、主治医意見書伴に自立で予防給付と決定した。次に廃用の程度の判定で審査員の意見が2つに割れた。生活状況は歩けないので常に横になっているが他の事は普通に出来ている。充分に介護予防リハビリを受けられる状態と私は考えた。しかしコンピューターチェックは介護給付。現時点では車椅子移動が主ではあるが装具をつけると歩ける。新予防給付導入の理念から言えば予防給付対象の要支援2。審査会は合議なので多数決で要介護1となった。何か釈然としなかった。審査する中で一次判定原案に要介護1相当の事例が出てくると構えてしまうし何か疲れる。予防給付導入で審査対象数が多くなった。審査委員に負荷が掛かり疲れて充分な議論を尽くせなくなっている。介護保険制度もいじくりすぎて複雑怪奇になり運用がスムーズに行かなくなってきた。もっと人間に優しい簡潔なやり方は無いものだろうか。

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