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2006.08.13 21:53 |  診療  |  仕事 / 職場  |  生活 / くらし  |  その他(一般)  |  でんさん  | 推薦数 : 0

土曜当番医

お盆前の土曜当番医。患者も帰省者や旅行者が多くなる。救急車での搬入も頻繁になる。これまで,もう勘弁してと逃げ出したくなる年もあった。覚悟が必要だ。夕方一番にリストカットの患者さんが見えた。左手首に横3本の深いかみそり傷があり縫合した。腱は切れておらず動脈も幸い無事であった。この暑さで精神が変に為ったのだろう。お盆前後は遠くに住むものも帰省し日ごろの家族間の葛藤が爆発、刃傷沙汰もよく起こる。詮索は禁物、もくもくと治療する。大分前になるが兄弟げんかの末、小指を噛み千切られて硬い仕事をしているのでどうしてもつないで欲しいと小指を氷付けにして持つて来た。ここでは無理なので形成外科のある病院に紹介し後で無事繋がったとの報告を受けた。続いて熱中症と思われる患者。トイレで倒れて救急車で運ばれた。大汗をかいて帰り、ビールを飲んだ後、意識を失ったらしい。何時もは高い血圧が80のショックレベル、点滴でやっと回復した。頭部CT検査には異常なし。最近このようなパターンが多いので点滴以外の薬物投与は慎重にしている。その処置も終わるか終わらないうちに次の救急車が工場階段で遊んでいてすべり落ち頭を切った10歳の男の子を連れてきた。後頭部に大きな裂創があり出血が酷い。子供なので出血量気になった。心配する家族が周りを取り巻いた。今度は零時を過ぎて胸を苦しがる50歳台の主婦、いつもはかかりつけの心臓専門病院に行くが丁度今夜は消化器科医師の当直で当番医に行くよう言われたらしい。救急車で連れてこられた。外科はなんでも見れると思っているらしい。心電図では狭心症パターン。酸素投与と硝酸剤で落ち着いたが身体がきついと言う。情報提供書をかかりつけ病院に書き何か有ったら行くように一旦帰って貰った。明け方再度具合が悪いと連絡があった。病院に行き主治医を呼び出してもらうように指示した。なかなか外科の輪番でも内科的病気が結構多い。蕁麻疹で顔が腫れた旅行者、脚に飛び火の子供も来院した。試練の輪番で眠れなかった。次の日曜日昼過ぎまで死んだようになって眠った。

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2006.08.13 17:15 |  診療  |  生活 / くらし  |  その他(一般)  |  でんさん  | 推薦数 : 0

禁煙クリニック事始

今年4月から禁煙指導に健康保険証が使えるようになった。しかし蓋を開けたら指導に欠かせないニコチンパッチに保険が効かず全額自費と成っていた。このままだと混合診療となってしまい健康保険法違反だとの事になった。完全な厚労省の齟齬である。私は当然パッチは保険が利くと思っていた。そしてタバコを止められない人には4月になったら薬も3割になりお金も掛からなくので少しの我慢だと期待させてきた。直前になりパッチは自費と分かりがっかり。4月からの禁煙クリニックの申請は見合わせていた。先述した問題もあり6月になり薬代に保険が効く事になった。そこで急遽申請し7月から認可された。申請前から従業員には院内は勿論、敷地内禁煙が禁煙外来の施設条件である事を指導し喫煙中の従業員には禁煙か節煙を働きかけてきた。お陰で禁煙指導なしで自発的に5人が完全禁煙に成功した。少なくとも3人は職場では吸わないようなった。残りのものも努力しているようである。未だに医療従事者の喫煙は多く特に看護師の割合が高いとの報告がある。今回、禁煙外来が認められ保険が効くようになったお陰で医療関係者の喫煙率が下がった意義は大きい。私の禁煙外来の利用者数は1ヶ月で10名を数える。定期健康診断や生命保険検診時、喫煙中の人に話をすると殆どの方が禁煙したいが、なかなか出来ず悩んでいる人が殆どである。そこで禁煙指導の事を説明するとその気になる人も多いので地道な努力が功を奏すると思っている。

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2006.08.13 10:28 |   |  でんさん  | 推薦数 : 0

鈴虫

  

  

通所リハを利用している方の娘さんが大阪から帰省した。親父さんが世話になっている挨拶にクリニックに大きな袋を提げてやって来た。診察室で、虫が好きかどうか聞くので嫌いではないと答えた。すると嬉しそうに包みから虫かごを取り出し机の上に置いた。中に白い細い触角を交差させ沢山の小さい虫が蠢いている。腐葉土の上に木っ端や竹串に刺した胡瓜と小皿に餌が盛ってある。自分が飼育している鈴虫の幼虫で今は雌雄の区別は出来ないが脱皮して大きくなり腹の大きい方が雄で鳴くとの事。ずつと以前から飼育しており、親父さんに指宿市役所では玄関に鈴虫を置き来客に音色を楽しんで貰っていると聞き、私の介護施設のお年寄り用にもに持ってきてくれたらしい。丁寧に餌まで添えてくれた。子供の頃にカブトムシを飼ったことはあるが長続きしたためしがない。今度も自信はないが教えてもらつた通りに飼う事にした。後でグループホーム、デイケアの従業員から頂いた旨の報告が有った。お盆が過ぎた頃には何処そこで鈴虫の大合唱が聴こえることだろう。楽しみである。


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