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2006.08.10 06:38 |  その他(一般)  |  でんさん  | 推薦数 : 0

季節と伴に

  

  

連日暑い日が続く。昨日は特に暑く指宿では35.7度を記録した。太平洋高気圧が強いせいらしい。お陰で2つの台風が進路を阻まれてこちらでは難を逃れた。私は在宅医療をやっている。午前中に外来診療を済ませ午後2時過ぎ出掛ける。暑さも最高になる時間である。外に出ると太陽はジリジリ照りつけ空には真っ白い入道雲が仁王立ちして、道路に陽炎が揺らぐ。外に放置してある車の中は暑く乗り込んでしばらくはサウナで外の方がまだマシだ。係りに出掛ける前に冷やして置くように言うのだがガソリンも値上がりしているし大変だ。走り出して30分ぐらいしないと涼しくならない。患者さんの家はお年寄りが多く冷房を嫌い自然がいいと扇風機のみの家が殆どである。汗だくの往診になる。車に看護婦さんの準備してくれる氷水でなんとか凌いでいる。暑さの中、患者さんも体調が心配だが割と元気で寒い冬より体調が良いらしい。何とか回って帰る頃には日も陰り凌ぎやすくはなる。在宅医療は患者さんに期待されているので寒い日、暑い日、雨の日、風の日一年中どんな日も休むわけに行かない。いま療養病床を削減して在宅に移行させると厚労省は意気込んでいる。無駄を省くのには賛成である。しかし在宅を支えるのはまず家族の存在が大きい。田舎では過疎化が酷く、核家族化の問題もある。在宅医療が出来るのは限られている。介護サービスとの連携もよほどじゃないと難しい。そして最も必要なのは医師の頑張りと働きである。在宅医療は簡単な様で難しく、それなりの経験を積まないと戸惑う事も多い。私も開業して13年そのコツを飲み込むのに10年は掛かった。今でもこれで良いのか迷う事も多い。このように在宅医療の現状は複雑な問題が絡み合っている。充分な受け皿のない状態で療養病床を減らし在宅、在宅1本槍で進めたら、現場はどうなるか、もしもを考えて作業を進めて欲しい。

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