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高齢社会が進む中で認知症対策は待ったなしである。65歳以上の15人に1人は認知症である。高齢に対する年齢制限の定められていない運転免許証の更新などが問題になっている。厚労省の研究班は免許証を持っている認知症の4割の人が駐車する時ぶっつけたり、自分がどこを走っているか分からなくなったり,逆走したり、人にぶっつけ走り去ったり事故を起こしているとの調査結果をまとめた。特に追突、赤信号無視は前頭葉側頭葉変性症に多かった。平成17年から厚労省は認知症の人の生活を支えるために市町村担当職員が認知症の人と接する機会のある住民、銀行員、スーパー店員など民間人の中から認知症対応に必要な知識の研修を受けさせサポーターにする養成を始めている。5年後は100万人にする計画にしているが今はまだ3万人に過ぎない。今日、私のデイケアで起こった話である。引きこもりがちな利用者が少しでも社会と触れ合い楽しんでもらおうと時々終了後の送りのついでにスーパーに買い物に連れて行く。車には事業所の名称も入れてありスタッフも充分気をつけて買い物に付き合う様にしている。入る前にお店の人に一言挨拶をしておくべきだったかもしれない。そばでスタッフも付き添っての買い物中に、認知症のある利用者が自分の手提げに何気なく品物を入れてしまった。スタッフはそのことに気づきそれなりに対応していたにも拘らずそれを見ていた私服の警備員が見つけて万引きしたと咎めて、今後このようなことがあれば警察に告訴すると厳しく注意を受けたと言う。もし私服の警備員が認知症の知識と対応の仕方が分かっていればと残念に思う。お客さんの一行が介護事業所利用の高齢者であり当然認知症の方も居ると分かれば監視ではなく、進んで手助けしてくれても良かったのではないかと思う。

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