最近私のグループホームに入居した方がいる。比較的まだ若い。家では夫と2人暮らしだった。彼女の様子がおかしいと夫が気づいたのは12,3年前、冷蔵庫からビールを出してくるように頼んだところ目の前にある冷蔵庫が分からない。冷蔵庫はどれか教え次にビールを取ってと頼んでも今度はビールがどれかも分からない。いつもお前も一緒に飲むビールだよと怒っても分からない。その時以来、家事がまったく出来なくなった。心配して夫は彼女を精神科に連れて行き痴呆の薬も貰った。少しも状況は変わらなかった。夫は仕事もさることながら家事と同時に彼女を自分の子供を扱うようになんとかこなしてきた。彼女はまだしっかりしていた頃から町内のグランドゴルフのグループ入っていた。行動がおかしくなってからもその習慣が抜けず、毎週2回は早朝のまだ夫が寝ているうちに家を出て2時間位を費やし2箇所の競技場をさっさと回って帰って来た。行き帰りの道順はいつも同じで何処にいるか見当をつけて探すと大体其処にいた。記憶力、認知能力に障害があるとはいえ何処にそんな能力が残っているのか不思議でならない。時計を見て自分の行動をコントロールできるのである。とにかく自分の決めたコースを狂う事なく時間通りにかえる能力には驚く。何処にも助けを求めず人知れず悩み耐えてきたご主人が意を決して私の所に相談に来たのには理由があった。スーパーに買物に行くと並べてある商品の食物を金も払わず、手当たり次第に取って食べ出したからである。店に謝り、警察に相談する事の何度か続き、世間に迷惑がかかり出したからである。会って話す御主人の顔は険しく、すつかりまいx人間不信に陥っている様子。彼女は視線も会わせず意思疎通まったくのゼロ。幾日も入浴もしてなくてお尻が気になるのか座ろうとしない。ただご主人の言う事だけはよく聞いて行動できている。家での2人の暮らしぶりはドウなんだろう。想像も出来ない。とにかく我々も少しでもご主人が楽になるようにすることが大切と考えデイケアで昼間預かる事にした。グランドゴルフは相変わらず続け、スーパーでの行為も続いて目が離せず少しのスキに抜け出す事もしばしばではあったがスタッフの努力でデイケアに順応してきた。怒りはしないが自分の決めた事は頑固に一途にやり通す。それを止めようとすると物凄い力で抗う。あらゆる事にご主人の指示だからと話すと何とかした従いスタッフに心を開くようになって来た。そして自分から話しかけるように変わった。何年間にも渡り記憶が失われ誰にも相手にされない戸惑いと不安の中で頼れるのはご主人しかいなかったのである。申し込んでいたグループホームに入れるようになった。ご主人と離れて暮らす事になる。入居初日から問題が起こった。夕食を済ませ入居者夫々休むため部屋にひきあげた。スタッフは玄関を施錠し見回りを済ませ彼女の部屋を覗いた所、そこに居ない。他の入居者の部屋を探しても見つからなかったが隣の部屋の窓が開けっ放しになっていた。窓の下を見ると人の足跡が付いている。そこから出て行ったらしい。スタッフ全員に出てきてもらい手分けして探したがホームの近辺には見当たらない。しばらくして家に帰って来たとのご主人から連絡があった。次の日、ご主人はどうしても預かって欲しいと懇願しながら彼女を連れて来た。それからは帰宅願望があるたびにスタッフが短時間だけ自宅に連れて行っている。ご主人には慣れるまで一日1回はホームに来るなり、電話でもいいから彼女と話す様にお願いした。今は大きな問題も起こしていない。
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【食中毒】
食中毒は、細菌によって引き起こされる場合が殆どで病原性大腸菌、腸炎ビブリオ、サルモネラ菌、黄色ブドウ球菌、カンピロバクターなどがあります。食中毒は気温、湿度が高い梅雨時に最も多く発生します。肉・魚などの生鮮食品は腐敗し易いので食中毒につながります。鶏・肉の刺身、生玉子などサルモネラ菌の食中毒が発生します。小児・高齢者は抵抗力が弱くサルモネラ菌やカンピロバクターに感染し易いのです。
食中毒の予防三原則
『菌を付けない』
『菌を増やさない』
『菌を殺す。』
食中毒予防の6つのポイント
(1)食品を買う時は生鮮食品の肉・魚・野菜は新鮮なものを選ぶ。賞味期限の日付表示を確認します。
(2)保存では冷蔵庫は10℃以下、冷凍庫はマイナス15℃以下になるようにします。7割を目安に詰め込まない。肉・魚はビニール袋か容器に入れ肉汁などが他の食品に掛らない様にする。
(3)調理に取りかかる前や肉や魚を触ったらその都度手を洗う。肉魚を切った 『マナ板・包丁』は、洗ってから熱湯をかけて使う。
(4)調理で加熱する食品は十分に加熱する。中心部分が75℃で1分以上加熱する。塊になって冷凍されたものは中まで十分火が通るように注意する。
(5)食べる前には必ず手をあらう。
(6)残った食品を冷蔵庫保管する時は、早く冷えるように浅い容器に小分けする。 一寸でも臭うなど怪しいと思ったら、迷わず捨てる。口にしない事が大切です。
食中毒の主な症状
子どもさん特に幼児などは、うまく痛みを表現出来ないので周りの人が食中毒の特徴的な症状を把握しておくことは、非常に大事なことです。食中毒は一緒に食事した人が吐き気、腹痛、嘔吐、下痢のほかに、頭痛、しびれなどの神経症状が見られれば疑います。大人はなんともなくても抵抗力の弱い子どもやお年寄りだけ強い症状がでることがあります。食中毒の原因によっては血便を伴う場合があります。何らかの異常に気づいたら水洗トイレでもすぐ流さずに、良く観察してもらうこと、何を食べたかメモしておくことが大切です。重症になると、発熱を伴い脳の神経が犯され、けいれんや意識障害といった重篤な症状がでる事もありますので、食中毒は決して軽く考えないようにして下さい。O-157なども大変怖い食中毒で脳にまで影響がある。腸管出血性の細菌は腸の中で増殖する間に強い毒素を出します。毒素が腎臓・脳を犯してしまう非常に怖い細菌です。だからかかる前に予防することが大切になります。少しでも様子がおかしいと感じたら、とにかく専門医の診断を受けて下さい。
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