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2006.05.27 18:19 |  診療  |  その他(一般)  |  でんさん  | 推薦数 : 0

風邪も天下の廻り物

私はほぼ一年中、時期による変動はあるにしても多くの風邪の患者さんを診る。一口に風邪といっても色々なタイプがある。また風邪の様に見えても他の病気のことがあるので要注意である。人の移動の少ない時期にはその地域に特有の穏やかな症状の風邪が流行る。常在のウイルスが免疫の弱い人を狙うのだ。鳥で言えばそこらを飛び回るすずめのような存在で扱いやすい。盆、正月の人の動きの多い時期には高熱を出したり、酷い咳など症状の激しい風邪の人が多くなる。百舌かヒヨドリなど渡り鳥と同じで流れ者のウイルスであろう。油断をすれば医者の自分も移される。地域の人には初めてのウイルスで、接蝕すると殆どの人が罹ってしまう恐れがある。クリニックの受け付けに始まり職員全員に広まる。入院患者さんに及ぶとパニックになる。必ずしもA,やB型のインフルエンザとは限らないのである。

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2006.05.27 07:48 |  その他(一般)  |  でんさん  | 推薦数 : 0

蜘蛛の糸の現代版

誰もが幼き日、身につまされた芥川龍之介の短編小説くもの糸。1本の細い糸に為(な)り滴(したた)るやせ細った髭茫々の人の群れ。そんな神代のロマンに挑戦する御仁が現れた。黄金蜘蛛約100匹から3カ月掛けて糸を集め太さ4ミリ長さ10センチの1本のロープに編み上げた。それをハンモックの端にして体重65キロの自身みずからぶら下がった。数分間を持ちこたえ何とか切れなかった。計算上は600キロまで大丈夫としていた。ところが125キロの弟子が下がったところプッツリ切れた。地獄の底で生きている人はスリムだった。現代のくもの糸は勧善懲悪より体重の重さに弱点があった。なにやら当世風になってしまった。この御仁は高分子化学の教授で医療材料にならないか研究中だという。遊び心が福を呼ぶと良いが。

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