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皆さん 今日は
ようこそ伝ちゃん祭りにお越しいただき有難うございます。
雨には降られましたが、みなさんと共に、今年もこのように盛大に開催する事が出来、喜びに堪えません。これもひとえに皆さんの相も変わらないご愛顧の賜物と感謝致します。伝ちゃん祭りは今年で10回目の節目、そして田畑クリニックも開業20年目を迎えました。その実績を認められ三月、四月と連続して鹿児島県及び指宿市のご支援をいただき、住宅型有料老人ホームれんげ畑と小規模多機能ホーム伝を開設出来ました。すでに満杯の活況をいただいております。今日はその御披露目も兼ね、全職員105名の総力を集めて今日の祭りを準備いたしました。かねては外からは見えない田畑クリニックのアットホームな雰囲気と旺盛なサービス精神を感じて頂ければ幸いです。短い時間ですが、どうぞごゆっくりお楽しみください。
核家族化が普通となり、人口構成で最大を占める団塊世代が介護保険被保険者として参入しだした。今後はますます高齢夫婦世帯や1人だけの高齢単独世帯が増え続ける。この人たちがいざ介護が必要となったとき、徐々に増やしてはいるが、今の介護サービス基盤整備の進め方では、全ての高齢者に必要な介護保険対象のサービスは不足して来る。たとえ広い立派な持ち家があっても生活ができない。無理を承知で遠くにいる家族が帰ってきて同居したり、出来る範囲での介護保険在宅サービスで凌ぐことになる。それが無理となれば有料老人ホームなどへの入居となる。有料老人ホ―ムには、介護保険サービスが組み込まれた地域密着型特定施設としての介護付き有料老人ホームがある。入居費、食費等の自己負担を払えばほかの生活介護に必要な費用は介護度に応じて介護給付が保険から支払われその一割の自己負担で済む。しかしこの老人ホームの開設には市町村の認可が必要で、数が多くなると市町村民の収める介護保険料に跳ね返るので市町村は需要を満たすほど多くは認可しない。介護保険対象のこれが利用できないと民間の住宅型有料老人ホームや、サービス付き有料老人ホームがある。これは入居費や食費を自費で払い、安否確認と食事の提供があるだけで入浴介助、排泄介助等生活に必要な身体介護はしてくれない。全く自宅と同じである。それ故、自立や要支援の人は何とか生活できるが、要介護状態の人が入居した場合、殆ど自宅にいるのと同じ様に、外部からの介護保険サービス対象の訪問介護を受けたり、通所サービスを利用したりしなければ1日も生活できない。介護施設は待機者が多く、介護付き有料老人ホームは数が少なく滅多に入れないとなると住宅型に頼らざるを得ない。介護保険制度下で皆等しく平等であるべきサービスに格差が生じており不公平である。現状の需要に対して供給の不足している介護付き有料老人ホームを行政は需要供給のバランスを考え、適正に認可して増やすべきである。現状では地域包括ケアシステムが確立されたにしても、一人暮らしの高齢者はただ生きているだけで安心は得られない。
冬の寒さに耐えて桜が咲き始めています。 本日はゆっくりしたい土曜日の午後にも拘らず、小規模多機能施設 伝の竣工式に、ご臨席いただきありがとうございます。ただいま指宿市長、鹿児島銀行指宿支店長、そして興南建設社長の、お三方には身に余る、ご祝辞を頂き光栄に存じます。こうして真新し建物を皆様にご披露できますのも指宿市、鹿児島銀行、ライトハンド、00設計株式会社、00建設株式会社、そして、工事に携わってくださった多くの方々のご尽力の賜物と、心から感謝申し上げます。本体である田畑クリニックも平成5年に開業し、この4月で19年が経過しました。この間に介護保険制度の導入等、医療・福祉の分野は大きく変化しました。私はその流れに従いながら、地域の方々が最も必要としている医療と介護が一体となったサービスを展開して参りましたが、それは今、まさに国が進めている地域包括ケアシステムそのものでした。そこで、これまでやってきた事の集大成として小規模多機能型居宅介護事業はぜひやりたいと考えて居りましたところ、指宿市の平成23年度の基盤整備でこの事業が計画され募集がありましたので、応募し選定されました。小規模多機能型居宅介護事業は、要介護者の必要に応じて当施設への通いを中心に、随時訪問看護・介護や宿泊のサービスを組み合わせて、顔なじみのスタッフが日常生活のお世話や機能訓練を行う地域密着型の事業所です。当施設の総面積82坪で宿泊室9室、機能訓練室、相談室それに24年度から始まるより医療を充実させた複合サービスのために訪問看護準備室などを備えています。名称を父の伝吉、私の傅次郎の頭文字を取り伝といたしました。田畑クリニック開設20周年目に、念願の事業所を新設できましたことは、望外の喜びです。4月1日に開設させていただきますが指宿市、健康福祉部介護長寿課のご支援のもと00ホーム長を初めスタッフ十数名で、努力を重ね、業務に励んでまいる所存でございますので皆様、どうぞ今後ともご指導、ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。最後になりましたが、ご臨席の皆様方のご健勝、ご多幸を心よりお祈り申し上げまして、はなはだ簡単ではございますが、私のご挨拶とさせていただきます。皆様、本日は誠にありがとうございます。
今の日本では3人に1人はがんで死ぬ。年を取れば取るほどがんの発生するのは避けられない。医療は万能と信じている人々は何歳になっても手術して取り除ける癌であれば延命できると考えている節がある。決してそうではない。手術による侵襲は考えているより大きい。生体維持機能のほかに免疫に対する障害が大きい。免疫のおかげで癌が出来ていても何とか癌の増殖を押さえ込みがんと共存出来ていたのに侵襲によって生体の形勢が悪くなり癌が勢力を盛り返す。かって徹底的にがん病巣を切除する外科医がいたが、その手術成績たるや散々な結果を招いていた。天寿がんとは85歳以上の超高齢者にできる癌のことで、癌が体のどこかにできていても症状はなく元気で生活出来ている。少しおかしいと言う事で病院に行き調べて初めて末期癌と診断される。何もしないでそのまま様子を見ていても大して苦しまずに安らかに亡くなる。しかし末期癌でなく手術適応の段階だからと言う事で手術すればその侵襲のために苦しんで亡くなることが多い。そして死期も早める事になる。昔は85歳以上にもなると手術適応から外されていた。その事が案外本人にとって苦しまないで死ねる神の恩恵であったのではないか。医療を万能と信じる今の風潮を改める時期に来ている。
末期であっても保清と口腔ケアは大切であり、特に入浴は要介護者にとっては快適なものである。全身の循環が良くなり新陳代謝が賦活され、肌をはじめ心身が生き生きとなれる。人はきれいでありたいと願う。終末期になってもできる限りの入浴は続けたい。死期が近いと予想される場合の入浴は看護師や介護者にとっては不安は大きい。入浴、特に温泉文化をもつ日本では,入浴が生活の一部でもある。終末期だからと言って入浴をしてはいけない理由は見当たらない。
○入浴前の注意事項
血圧や脈数、体温等、体調に異常が無いかチェックを行う。入浴前に出来るだけ排泄を済ませておく。食事直後や空腹時の入浴は避ける。
○浴室と脱衣所
温度差があると血管が急激に収縮し、脳卒中の原因になるので、特に冬場、脱衣所にも暖房をつけ浴室と脱衣所の温度差をなくす。浴室入口や浴槽周辺に手すりを設置すると安全性が高まる。浴室や浴槽内は滑りやすいので滑り止めマットなどを敷く。
○入浴中
入浴前によく湯加減をチェックする。入浴は15分程度で済ます。麻痺のある場合、麻痺のある側から介助をし、浴槽へは麻痺のない側から出入りさせる。
○入浴後
入浴後は、素早く体を拭き、着替えし、湯ざめをしないようにする。脱水症状にならないように、かならず水分補給をする。
○入浴が困難な場合
入浴が困難な場合、お湯を入れた洗面器を用意して手を洗ったり、足を洗ったりする。シャワーは、入浴よりも体力の消耗が少ないのでシャワーで洗うのもよい。入浴は本人にとって気持ちが良いが、体調変調が起こり易い。在宅介護で入浴介助をする場合には、介護者と協力して、きめ細かく注意を払いながら行う。
入浴介助の際の事故防止。
(入浴介助の情報共有 観察)
1.看護師等によるバイタルチエック
入浴前のバイタルチェック
その日の朝だけでなく、入浴直前に看護師によるチェックが求められる。
2.現場のスタッフの再度のチェック
本人の顔色、息づかい、睡眠・食欲の状況、皮膚の状態。
3.入浴前の浴室・浴槽に対する環境チェック
床の滑りやすさ、室温、湯加減、シャワーの状態、手摺り。
3つのポイント
a.浴室の床や浴槽内などが滑りやすくなっていないか。
b.湯温や脱衣所の気温など、利用者の身体にダメージを与えがちな「温度」になってないか。
c.利用者の状態にあった福祉用具などが整っているか.
おおむねこれらのチェックポイントをマニュアル化して、入浴直前に抜け落ちのないように点検する習慣を整える。
4.入浴中、入浴後の状態観察。
チェックポイントとして顔色や皮膚の状態、入浴中の息遣いなどがあげられる。異常が認められれば入浴を中止する。どのような異変が認められたら入浴を中止すべきか、事後的にでも看護師等へ報告するべきかということを、あらかじめ決めておく。
5.看護師などにフィードバック
介護職としても、入浴直前の「本人の顔色」「皮膚の状態」「睡眠や食欲の状況」などを随時チェックし、担当看護師に伝えるという業務習慣が望まれる。
入浴介助時の介護ミスは死亡など重大な結果を招きやすい。高齢者は、要介護状態でなくても湯船で溺れたり、体調異変が生じ易い。「見た目」だけでは予期できない状況把握が必要であり、緊張感が求められる。
6. 入浴中における利用者へのメンタルケア
一つひとつの介助動作に際しての適切な声かけは本人に安心感を持たせることで、不自然な力が入らないようにするという目的もあります。予告なくシャワーをかけたりすれば、反射的に動いてしまうなどのリスクが高まることを常に頭に入れておく必要がある。
NHKドラマ「家で死ぬということ」の放送があった。今の日本で「死」を口にすることはタブートピックである。日常に死を語る事を取り戻さなければならない。生があって死で完結する事は生物としての当たり前のことである。
見取りの現状
多くの人は自宅での穏やかな死を望んでいるにも関わらず現状は全く逆のことが行われている。
介護施設看取りの時期や状態の判断が曖昧のまま、やるべき医療を中止して、倫理的熟慮なしに漫然と行われる可能性がある。医療と介護が連携し最後までをどう支えるかが、尊厳なある死が望まれる。延命治療を望まない事と、緩和医療等見取りに必要な医療を受けないこととは意味が違う。
病院
病院では死を敗北と考え、1秒でも心臓が動くことに力を尽くす。また受ける側も医療を過信しているので、施す側も見すて市としての訴訟を恐れ無益な延命治療を続ける。精神的ケアは無視され安らか死とは程遠い非人間的な主ちが行われる。医療を受ける国民側と病院勤務医の意識改革が必要である。
文部科学省は2013年度からの小中高校で行われている健康診断の検査項目にスポーツ障害検査の導入を決めた。平成20年2月2日第16回鹿児島スポーツ医学会ではこの事に対する特別講演会を行い、その要旨を私が鹿児島県医師会報に投稿している。
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